最後に、「正しい知識」5選をお教え致します。
①自分のタンパク質必要量を理解する。
簡単に3ステップで求めることができます。
まずはステップ1「ハリス・ベネディクト法」を活用して、必要なカロリーを計算します。
年齢、性別、活動量を元に1日のエネルギー消費量を推定できます。
Google検索で「ハリス・ベネディクト法」と調べるとすぐに分かりますので、そちらをご覧ください。
ステップ2でタンパク質の比率を出します。
目標摂取カロリーの15~20%を目安にしましょう。
最後にステップ3
4で割ってグラム数を出します。ステップ2で出した値を4で割って1日のタンパク質のグラム数を算出します。なぜ4で割るのかと言いますと、タンパク質1gは4kcalに相当するからです。
この3ステップすら面倒くさいと言う方は、もっと簡単な計算方法があります。
それは体重×1~2gで計算出来ます。これでもおおよその値は出せますので、ご安心ください。
ちなみに私はこちらの計算方法で算出しています。
②超加工食品を避ける。
食品に記載されている成分表をチェックする癖を付けましょう。先程列挙しました食品成分や添加物がたくさん含まれている食品を避けるだけでも一定の効果はあります。
ちなみに成分表の記載ルールはご存知でしょうか。添加物については成分表の〜/以下に記載されています。〜/以下にたくさん添加物が記載されている食品はできるだけ避けましょう。
③高タンパク質食品を食べる。
繰り返しになりますが、タンパク質を十分に食べれば食欲は治まります。ですから食べすぎ防止の観点からも高タンパク質食品を積極的に摂りましょう。
タンパク質には、動物性タンパク質(鶏肉、豚肉、牛肉、魚、卵、乳製品)と植物性タンパク質(ナッツ類、豆類)があります。これらはそれぞれに体に良い効果がありますので、両方積極的に食べましょう。
④食物繊維を食べる。
具体的には、野菜、果物、全粒穀物、豆類、イモ類、きのこ類、海藻類、などの食品に豊富に含まれています。食物繊維は食欲のブレーキの役割も担っていますし、腸内細菌も餌となり、腸内環境を整えてくれます。
⑤食べない時間を作る。
つまり空腹の時間を作るということです。その時間は細胞やDNAの修復・維持が促されます。何も、起きている時間に空腹を作る必要はありません。
どういうことかと言いますと、1日3食食べるうちの夕食の時間を早めに終わらせることで、翌日の朝食までの食間が長くなります。寝ている間に空腹の時間が訪れるようにすればいいのです。
例えば夕食の時間を18〜20時の間で済ませることができれば、翌朝の朝食まで約12時間は空くことになり、空腹時間を長く作ることが可能です。
まとめですが、私達が健康的に生きていくために増やすべき食品は、鶏肉、魚、野菜、果物、全粒穀物、豆類、ナッツ類、オリーブオイル、コーヒー、お茶、きのこ類、イモ類、海藻類、卵、ダークチョコレートです。
逆に不健康にしてしまう減らすべき食品は、加工食品、お菓子、加工肉、揚げ物、ファストフードです。
正しい知識と正しい食事は大切ですが、あまりに食事制限を厳しくしてしまうと、かえってストレスが貯まり健康に良くないです。ですから、食事に関しては特に60〜80点を意識するぐらいで大丈夫です。
週に1度や2週に1度など、ご自身のペースで好きなものを食べる日を作るのもいいですね。
食事にこだわること。これは結構コスパのいい努力だと思います。ある程度は許容しつつ、しっかりと食事に気を使い健康維持をしていきたいものですね。
「食事に関して投資の観点で見る」そうすることで、また違った感覚や姿勢でダイエットに励むことができるようになります。ぜひお試しあれ。