ここでは、どのようなメカニズムで筋肉が付いているのかをお話します。
このメカニズムを理解していれば効率的に筋肉を付けられるようになります。
【トレーニングで刺激を受け、筋繊維が損傷を受けると、一部が破断されます。
それを修復しようとする過程で、適切な休養と栄養をタイミング良く取ることで、傷ついた筋肉は修復されます。
これを繰り返すことで、少しずつ筋繊維が太くなって、結果的に筋肥大をすることができます。】
つまり同じトレーニングでも、ハードなウエイトトレーニングや負荷の強い自重トレーニングでは筋肉が付きやすいですが、ジョギングなどの軽いトレーニングでは筋肉がつきにくいのはこのためです。
次の章でも詳しくお話しますが、筋肉が付かないと嘆いている人に共通する点がいくつかあります。
まず1つ目が間違ったフォームやトレーニングボリュームで行っていることです。
フォームで言えばまず正しい動作や姿勢、どこを鍛えるためのトレーニングなのかを理解している必要があります。
このフォームが正しくないと、変なバランスの筋肉が付くほか、大きな怪我につながることも少なくありません。
また、正しいフォームを覚えたものの、重量を上げるのをためらい、いつまでも負荷の低い重量でトレーニングを継続してしまっていることも挙げられます。
ぜひ思い当たる方がいれば、この辺りを今一度見直してみてください。
2つ目が食事です。質の良いトレーニングには質の良い食事が必要です。
特に日本人が不足しがちなタンパク質をしっかりと摂取することが、筋肥大には必要不可欠と言えます。
正確にはタンパク質以外にも、五大栄養素すべてをバランスよく摂っていくことが重要です。
3つ目が休養不足です。
実はいくら筋肉を大きくさせたいからと、1日何度もトレーニングしたり、トレーニング初心者が週6〜7日もオーバーワークすると、逆効果になってしまいます。
トレーニングをして筋肉の合成がうまくいったとしても、十分な回復がないと筋分解が進んでしまいます。
主に寝ている間など、回復することで筋分解したものは修復します。
どうですか、どれか一つでも当てはまっている方がいれば、今すぐ習慣を見直しましょう。