内臓脂肪も皮下脂肪も、できれば蓄積させたくないものですよね。
そこで減らし方の前に、内臓脂肪や皮下脂肪が体に蓄積してしまう原因をまとめました。
1、摂取エネルギー過多
内臓脂肪や皮下脂肪が増えるおもな原因は、消費エネルギーより摂取エネルギーが多くなることです。単純明快ですが、毎日揚げ物やファストフードなど、高カロリーな食事を続ければ、食事でとったエネルギーは消費しきれないことも多いでしょう。
運動習慣がある人や、バランスの良いお食事を食べている人は、そもそも太ることはありません。食べ過ぎにより余ったエネルギーは、体脂肪として体内に蓄積されてしまいます。クリーンな食事と腹八分目を心掛けましょう。
2、基礎代謝量の低下が原因
いくら摂取エネルギーが適切でも、基礎代謝量の低下によって消費が追い付かなくなることがあります。基礎代謝とは呼吸や体温維持など、生きているだけで消費されるエネルギーのことです。
基礎代謝量は、加齢や運動不足などで筋肉量が低下することで減少します。基礎代謝量が低下し、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回った結果、体に脂肪が蓄積されてしまいます。
加齢だから仕方ない、運動嫌いだからしょうがないと諦めていませんか。運動はいつから始めても遅いということはありません。歯を磨いたりお風呂に毎日入るように、1日の中で運動する習慣を身に付けましょう。
なにもスポーツジムに通ったり、ランニングを必ずしないといけない訳でなく、通勤時に1駅前で降りて歩く、エスカレーターやエレベーターを使わずに階段を使う、
電車移動中は座らずに立つなど、ちょっとした工夫の積み重ねでも、やらないよりは格段に運動効果が高まります。ぜひ、今すぐ取り入れてみてくださいね。
3、睡眠不足が原因
睡眠不足も内臓脂肪が蓄積する原因といわれています。睡眠不足になると、満腹を感じさせるホルモンが減少し、さらに食欲を増進させるホルモンが増加します。体が脂肪を蓄積しやすい環境になってしまうのです。
また、十分な睡眠がとれないと疲れがとれず、体を動かす機会が減りがちとなり、摂取したエネルギーを消費しきれずに脂肪が蓄積するという悪循環に陥ります。
日々の疲れを残さずにリフレッシュするためにも、寝る1時間前を目安に、お風呂に浸かる、ストレッチを行う、携帯やPCなどの画面から出るブルーライトを見ない、部屋の照度を落として瞑想するなど、ご自身にあったリラックス方法をお試しになり、質の良い睡眠を取りましょう。
また理想の睡眠時間は6〜7時間半と言われています。起床時間から逆算して、早めに寝ることを心掛けましょう。
それでは本題に参りましょう。
内臓脂肪も皮下脂肪どちらもともに減らすには、バランスのとれた食事と適度な運動が基本です。そうです、これらを落とすためには食生活・運動習慣をはじめとする生活習慣全般の見直しが唯一の、最大の方法となっています。
具体的には、食生活においては低糖質、高タンパク、低脂質の食べ物を意識してとるようにし、余分なカロリーを取らないようにしましょう。
まずは日々の食事内容と摂取エネルギー量を見直し、バランスの良い食事へと改善しましょう。1日3度の食事で、ちょうどいいエネルギー量と栄養をとれるようにします。
揚げ物などの脂質が多い食品はなるべく控え、野菜や豆腐など、低カロリーの食品を積極的にとってください。
次に運動習慣ですが、運動で内臓脂肪や皮下脂肪を落とすには、筋トレや有酸素運動が効果的です。具体的には基礎代謝をアップさせるために筋肉量を増やします。
スクワットやベンチプレスなどの大筋群を主に使う筋トレをしましょう。
頻度は最低週2〜3回は行うようにして、全身バランス良く鍛えます。
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、脂肪燃焼に効果的です。食事の改善と筋トレの継続をメインにしつつ、余裕があれば有酸素運動も取り入れてみましょう。