こんにちは!トレーナー黒津です。
日頃より健康に気を使ってもずく酢をコンビニで買ってみたり、自炊でもマリネを食べたりなど私自身酸っぱい食べ物が好きなほうですが、酸っぱい味の一つである酢というものはどのようなものなのか詳しく知る機会もなくこれまで口にしていました。健康に関することに興味があれば必ず酢の存在を目にしますよね。スーパーにもたくさんの種類の酢が売っていますし、どれを買おうかも迷います。この機会に改めて酢について深掘りしていきたいと思います。
ではさっそくいってみましょう!
酢って何!?
いきなりですが料理のさしすせそはご存じでしょうか?お分かりとは思いますが、砂糖、塩、酢、醤油、味噌ですね。このように酢とは一般的に酢酸の入ったすっぱい調味料のことを指します。酢には面白い雑学があります。酢を英語でVINEGAR(ビネガー)と言いますが、フランス語ではvinaigre(ビネーグル)と言って、お酒のvin(ワイン)とaigre(酸っぱい)を合わせた言葉なんだそうです。お酒がすっぱくなったものを酢という酢の語源があったなんて驚きですね。
酢は旧約聖書にも登場するくらいかなり昔から人々に飲まれていた記録もあったり、中国でも周の時代には漢方薬として重宝されていた記録もあるくらい大事に飲まれていたようです。日本では4~5世紀ころ中国から伝わって高級調味料でしたが、江戸時代には庶民にも普及していました。酢の歴史は世界的にも古いものなのがわかります。
酢の作られ方ですが、主な原料は、米や麦などの穀物や、りんごやぶどうなどの果実が一般的です。 酢は、これらの主原料をアルコール発酵させる工程と、酢酸発酵させる工程から作られていきます。中にはぶどうが原料のバルサミコ酢などで20年以上寝かせて高級ワインのように貴重なものもあります。
酢の健康効果
①ダイエット効果
酢は酢酸が含まれていてその酢酸の働きによりダイエットを促進する力があると言われています。酢酸が脂肪の合成を抑制することで体脂肪の増加を予防します。
②疲労回復効果
酢に含まれるアミノ酸とクエン酸は、運動による疲労の回復をサポートします。酢を摂取すると、代謝が活発になり、摂取した食べ物を効率よくエネルギーに変えてくれることで、疲労回復やスタミナアップに役立ちます。
③血糖値の上昇を緩やかにする
血糖値は主に糖質を含む食事をすると上がっていきます。血糖値が急上昇すると多量のインスリンの影響で体脂肪をためてしまいかねませんが、酢は血糖値の上昇を緩やかにする作用があると言われています。
④腸内環境改善
酢には腸内の悪玉菌を減らしてくれる働きがあります。 また腸内の善玉菌は、酢に含まれているグルコン酸が好きなので、酢をとると善玉菌が増えて活発に活動してくれるようになります。そうなることで、腸の血流がよくなってぜん動運動が活発になり、腸内環境が改善されます。 便秘も解消され、活性酸素の発生が抑制され、疲れにくい体になります。また腸内が改善されると美肌にも効果的です。
このように健康やダイエットにもとても味方になる調味料です。毎日の食事や間食のなかで無理せず摂るようにしましょう。酢の量は、1日大さじ1~2杯を目安に摂るようにしましょう。体に良いからといって原液での摂取は胃腸への刺激が強いので避けるようにしてください。
また人工甘味料や食品添加物の入った商品も市販のなかにはありますので、安心でおいしい酢を選んで、正しい量を摂ることをおすすめします。
酢の種類のご紹介
①穀物酢
小麦やとうもろこしなどを原料とし、あっさりとした味で多くの料理に使うことができる酢です。
②すし酢
お寿司などの酢飯を作る時に使う酢です。酢と砂糖を2〜3:1の割合で混ぜ、塩を少しプラスすればすし酢になります。
③米酢
米を原料としていてコクがあり、まろやかな風味で和食にとても合う酢です。
④黒酢
米酢の一種で、瓶(かめ)で自然発酵させたものを言います。糖とアミノ酸が反応してできた色素によって、黒っぽい色になっているのが特徴です。
⑤りんご酢
りんごの果汁をアルコール発酵させた後、さらに酢酸発酵させた酢のことです。アップルビネガーともいいます。
⑥ワインビネガー
ワインビネガーは、ぶどう果汁から造られる食酢のことです。ぶどう果汁をアルコール発酵させた後、酢酸菌で発酵させると酢に変わります。
⑦バルサミコ酢
バルサミコ酢もワインビネガー同様にぶどうを原料として造られます。しかし、製造方法や熟成期間に違いがあり、バルサミコ酢は、濃縮した果汁を木樽で長期熟成させる伝統的な製法で造られます。
酢にもたくさんの種類がありますので、醤油やお酒などと同じように色んな種類の味を試してみるのも楽しいかもしれませんね。
酢にはたくさんの健康効果や製造方法の違いがあり色んな味があることがわかりました。今後も積極的に摂っていきたいと思います。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに。