こんにちは!トレーナー黒津です。
たまに話題になるかもしれませんが、筋肉痛がトレーニング後から2~3日遅れてくる場合についてどういった理由があるのかご存じでしょうか。
よく年だから・・遅れてきました・・・!なんて会話も聞きますが、全部そういった理由とも限りません。ぜひ今回なぜなのか深掘りしていきたいと思いますので最後までお付き合いください!
ではさっそくいってみましょう!
まずは結論から!
年齢で筋肉痛が来るタイミングが遅くなるという話がよく出ますが、これは実は関係なく、運動の強度が関係していると言われています。
トレーニングをするその人にとって、ハードで高強度の負荷のトレーニングをした場合は早く筋肉痛がくることが多く、反対に低強度で長く行える負荷でトレーニングを行った場合は遅く筋肉痛がくるようになります。
どんな運動だと早く筋肉痛がくる!?
筋肉痛がくるタイミングについて運動強度が関係しているという話でしたが運動の種類で考えてみると、早くかつ強く動作する短距離のダッシュや、筋トレのバーベルやダンベルの上げ下げする運動が代表的な例です。
反対にゆっくりで弱く動作する運動が筋肉痛が遅れてくる可能性が高くなります。例えば、ウォーキングやゆっくり長く泳いだりする運動などです。
人間の身体は筋肉を使って繊維が損傷したときに、同時に修復も始まります。この時、強い負荷の運動は損傷が激しく修復が追い付かないので筋肉痛として早く痛みが現れることになります。
逆に弱い負荷の場合は修復が間に合っているので筋肉痛の痛みが遅れてくる傾向があるのです。
年齢が重なってくるとゆっくりとした運動をする場面が多くなり、筋肉痛が遅くなると感じることが多いのかもしれませんね。
筋肉痛がくる動きの特徴とは!?
筋トレで負荷を高くすると筋肉痛がきやすいのは理解できました。その中でも伸張性収縮という言葉をご存じでしょうか。これは筋肉が縮もうとしながら、引き伸ばされる収縮様式のことを言います。
イメージでいうと、ダンベルをもって肘を屈曲伸展(肘を曲げたり伸ばしたりすること)させるときに、ダンベルを降ろしている(肘を伸ばしていく)ときの上腕二頭筋と言われている力こぶの動きの様子を指します。
実は筋肉は伸張性収縮の瞬間が一番力を出せるのでこの例でいうとダンベルを上げることはできなくても降ろすことはできたりします。つまりこの時が一番負荷をかけやすいので筋肉痛も感じやすいのです。
筋トレ用語ではネガティブの動作と言ったりします。ダンベルやバーベルを降ろしていくネガティブ(伸張性収縮)のタイミングでじっくり降ろして負荷をかけるとより筋肉に負荷をかけることができるのでよりじっくり鍛えることができるのです。
筋肉痛を早く治すには!?
では筋肉痛になった場合、できれば早く治したいですよね。そういったときは筋トレは力も出ませんし休むべきですが、何もせずに寝ていればいいというわけではありません。
そのためには軽い運動やストレッチで血流を良くすることが大事です。しっかり疲労の原因を取り除くことができます。
その他にもヨガや散歩や入浴などが筋肉痛の治りを早めてくれます。
筋肉痛は負荷の目安になりますが、運動習慣が続いていることも大事です。筋肉痛と上手に付き合いながら長く運動を頑張って健康を維持していきましょう!
これまで読んでいただきありがとうございました。次回の記事をお楽しみに。