【第64回】エアロビクスってどんな運動!?
こんにちは!トレーナー黒津です。
現在資格試験の勉強中の私ですが、エアロビクスの指導を含めた講習を受けております。
筋力トレーニングについてだけでなく、有酸素運動の代表格であるエアロビクスについてしっかり学ぶことはこれからのトレーナー活動にも大変役に立ちお客様にも還元できるものだなと感じております。
今回はあまり馴染みのない方にもエアロビクスがどんな運動なのかをご紹介していければと思います。
ではさっそくいってみましょう!
エアロビクスとはどういう言葉?
1967年にアメリカの運動生理学者ケネス・H・クーパーという方が考案した運動理念をエアロビクスと言います。これは「有酸素」という意味を持っています。体に酸素をとり入れながらの全身運動は健康づくりには効果的だという結論のもと、ジョギング、水泳、サイクリングなどの有酸素運動を総称として「エアロビクス」と呼んでいます。
つまりイメージとして湧く、多人数でダンスするような運動をエアロビクスと呼ぶことがあるかもしれませんが、正式にはそれは「エアロビックダンス」と呼ぶのです。
今回はエアロビックダンスについて深掘りしていきましょう!
エアロビックダンスの特性
エアロビックダンスはバレエなどの芸術性のあるダンスや、社交ダンスのような伝統的なダンスと違った特性があるので以下にそのポイントをご紹介していきます。
・健康、体力づくりが目的
参加者が体力レベルに応じてプログラムを選び、呼吸循環器系の機能、筋持久力、柔軟性など幅広い運動機能の向上を目指します。
・指導者が対象に応じてプログラムを作る
指導者が参加者の年齢、性別、体力、目的などに合わせて動きや音楽を決めていきます。
・参加者が指導者の動きを模倣する
指導者は参加者にはっきりわかりやすく運動を示して、参加者はその動きを模倣する。
・下肢の動きに上肢の動きを組み合わせた多種多様な運動を持続的に行う
エアロビックダンスはこういった動きを音楽に合わせて途中で休憩する以外は基本的には途切れることなく運動が持続されます。いくつかの動きを組み合わせたフレーズが何度も繰り返されるのが特徴です。
・幅広い年齢層が一緒に楽しめる
運動のできばえを評価されたり勝ち負けを競うわけでなく、幅広い年齢層のひとが楽しむことができます。参加者自身がある程度運動強度を自分で調節できるのが特徴です。
エアロビックダンスの効果
エアロビックダンスを継続して行うと、体力の向上や生活習慣病の予防、メタボリックシンドロームの予防や症状の改善の効果が期待できます。
これはそもそもが減量目的でないということになります。結果的に減量につながることもあるかもしれませんが、もし減らないことがあれば食事制限をしなかったために運動で消費されたエネルギーが食事で補われてしまった可能性があるので、減量目的の時は食事管理も運動に加えて必要になります。
その他にも骨が強化されて骨粗しょう症の予防になったり、姿勢の改善、肩こり、腰痛などの予防改善が期待できます。気分的にもストレス解消になるでしょう。
始めるにあたっての注意点
まず始める前にはウォームアップを忘れないようにしましょう。
その目的は、筋温、心拍数を適度にあげて、後に続く主運動での酸素摂取効率を高めることが重要です。
この時静的ストレッチ(じっくり長く筋を伸ばすストレッチ)は筋温や心拍数を下げてしまい、筋を弛緩させてしまうので運動前はやらないようにして、動きのあるダイナミックストレッチを心掛けるようにしましょう。
まとめ
ここまでエアロビックダンスについてご紹介してきました。
大型の会員制ジムなどではレッスンなど頻繁に行っていて興味があればとても参加しやすく、大きな道具も必要ないので続けやすいのがエアロビックダンスです。
ぜひトライしてみてはいかがでしょうか!?
これまで読んでいただきありがとうございました。次回の記事をお楽しみに。