こんにちは！トレーナー黒津です。
今回は今話題の大豆ミートについて深掘りしていきたいと思います。最近はテレビやメディアでも見かけることも増え、手に取る方も多くなってきたのではないかと思います。でもなぜ話題になっているのか、またその栄養や味などどうなの！？という方もたくさんいらっしゃると思います。今回はそのあたりをまとめていきますので、今後の参考にぜひしていただきたいと思います。
ではさっそくいってみましょう！
そもそも大豆ミートとは？
まず大豆ミートとは大豆からタンパク質を取り出して繊維状に加工してお肉に近い食感に仕上げた食品素材のことです。大豆なので植物性でありミートというだけあって、食感や見た目もお肉にそっくりです。栄養価も高く低カロリーなので、健康を意識している方や植物性のものを食べたい方にも選ばれています。
また大豆は食物繊維やミネラルなどの栄養も豊富でコレステロールフリーです。その大豆からできる大豆ミートはカロリーがお肉の半分から三分の一程度でとても低脂質であるのに高タンパクなのが特徴です。
大豆ミートは乾燥したタイプが主流で、ほとんどが常温で１年保存することができます。そのため、家にストックしておくことが可能で、災害のときの非常食にもなります。
大豆ミートは環境にやさしい
大豆ミートを生産する時の水の消費量は、牛を飼育する場合の1/8程度で済みます。大豆は牛肉に比べて少ない肥料と水で育成できるので環境にやさしいと言われています。また、温室効果ガス排出量が牛肉と比較して1/85と環境負荷も少なく、現在のサステナブルな食材として大豆の価値が改めて認識されています。
日本は人口が減ってきていますが、世界の人口は増加を続けています。その中で食糧の資源が不足することが懸念されています。大豆から栄養を摂取していくのは世界の環境問題という課題にも貢献していけることになっています。
大豆ミートが昨今注目されているのは、環境面の配慮から話題になっている点が大きいようです。そのうえ栄養価も高く人気が高まっています。さらに詳しく以下に良い特徴を挙げていきます。
大豆ミートのメリットや特徴
加工段階で大豆の油分が取り除かれているため、高たんぱくかつ低カロリーです。よってダイエット目的なら相性のいい食材であると言えます。また肉や卵と一緒で、大豆のアミノ酸スコアは最高値の100です。体内での合成が難しい必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。あわせて、大豆のタンパク質は消化吸収率も大変よいことがわかっています。
大豆は植物性なのでコレステロールを含んでいないのも特徴です。たくさんの動物性の肉を食べて肉の脂質を摂り過ぎるとコレステロールを上げてしまうことがありますが、大豆ミートはその心配がありません。
他にも食物繊維が豊富なのも特徴的で便秘の予防をはじめとする整腸効果や、血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下など、多くの生理機能が明らかになっています。あとはビタミン、ミネラルも多くカルシウムも豊富です。その他にもカリウム、鉄分、銅、ビタミンB1も含んでいます。
大豆は大豆イソフラボンがたくさん含まれていて女性に嬉しい効果が期待できます。大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンの受容体に結合することで更年期障害に伴う症状の予防や、コレステロール上昇抑制、骨粗鬆症の予防と、抗酸化作用があると言われています。
大豆ミートを食べた感想
私も大豆ミートを初めて食べたのはごく最近ですが、キーマカレーの挽き肉の変わりに大豆ミートを使って食べてみました。
結論としては大変美味しかったです。食感も繊維質な感じで肉に似ていて言われないとわからなかったかもしれないです。キーマカレーなので味もしみ込んでいたのでわかりづらかったかもしれませんが、これはアリだなと感じました。
素材そのままをしっかり味わうと豆の香りが鼻に抜ける感じはあってやっぱりそこは肉と違う感じがします。しかしコストや保存が効くこともふまえると今後も利用していきたいなと思いました。
以上になりますが、最近は大豆ミートのレシピもたくさん出ているので簡単に食卓の仲間にいれることができると思います。まだ食べたことのない方はぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに。
