こんにちは!トレーナー黒津です。
今回はルーティーンについてまとめていきます。普段の生活の中でトレーニングに限らず、なかなか物事が継続できないといった声を聞くことがあります。そうなんです。確かに何かをずっと続けることはとても障害が多く難しいイメージを抱きがちです。ネットで成功者の生活を見たり調べたりすると、やっぱり行動を習慣化して継続しているといったことが出てきて、ルーティーンは必要なんだなと思い知らされます。
私もルーティーンを意識しだしてまだまだですが、自分なりに感じていることもありますので、再度その意味や効果を理解しながらメリットなどご紹介していければと思います。
ではさっそくいってみましょう!
決断することは疲れる
まずルーティーンの話の前に、普段の生活のなかで判断や決断することは脳の中で様々な処理を無意識に行って疲労しているというお話です。いや別にそんなに判断なんてしてないよ。と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ある調査では一日に35,000回も人間は判断をしていると言われています。これが決断疲れという現象に繋がっています。
なんか疲れるなぁと日頃感じているのはもしかするとこういったことも関係しているのかもしれませんね。物事が続かないというのは、決断することに無意識にストレスがかかっている状態とも予測できます。
よしこれをやろう。と意気込まないとできない状況が続き、三日坊主になっていく・・・。もちろんやってみるとまったく面白くなく、興味がないということも続かない理由かもしれませんが、やればメリットがあるとわかっていてもなかなか続かないということがあるわけです。
選択肢を減らし、習慣化する
一方、歯磨きや朝のコーヒーなど無意識に行っていることはありますでしょうか。そりゃいくらでもあるよ。という声も聞こえてきそうですが、まさにそれがルーティーンです。なにかルーティーンというと特別なことにも感じますが、いわゆる日課のことなのです。
ここでお伝えしたいのが、日課は決断を伴っていないことが多くすんなり行っていてノンストレスであるということです。なるべくやることを日課にする感覚が物事を継続するコツかもしれません。
ここで一つ考え方の提案です。何かをやるときに「やる気がどうも出ません。」という悩みがある方は、「やる気」というのはそもそも存在しないという考えを持つということです。
やる気が出る→行動するという考えを無くします。歯磨きと同じレベルで行動を1分でいいのでやることを「決めておく」のです。例えば水曜日の21:00に読書を1分だけする。と決めておきます。なるべくハードルを下げておいて実際に1分だけ読めばOKです。ですが、1分だけ読むとなぜかそのまま30分くらいは平気で読めたりします。ちょっとだけやるとやる気がなぜかあとからついてきます。
よし、やろう!と意気込むとやっぱり疲れてしまうので、なるべく決意、決断することを省エネして1分だけやるくらいの気持ちで決めておくと習慣化できるかもしれません。
ルーティーンは有名人も取り入れている
上記までのことから、行動を習慣化すると生活にリズムが出てきて、続けることで自信がついてきます。そうするとやることが当たり前になって生活の一部になっていくのです。
他にもルーティーンをすることで集中力のスイッチが入るという効果もあると言われています。朝のコーヒーで仕事のスイッチが入るといったイメージです。
スポーツやビジネスの分野でもルーティーンを有名人でも取り入れています。
有名なのが、ラグビーの五郎丸選手で、おなじみのボールを蹴る前の指を立てるポーズがありますね。あのポーズを決めておいて集中力を高めています。あとは野球のイチロー選手もバッターボックスに立つまでに決まった動きがあって、朝はカレーと決まっていますよね。スティーブジョブズは着ている服がいつも一緒でした。
やることが決まっていれば決断疲れがなく、行動にすんなり入れて集中できるのかもしれません。
私のルーティーン
私も続けていることがあって、まずは日記で2年ほど毎日スマホのメモに記しています。でもその内容はハードルを下げるために3行程度で一日でやったことを箇条書きしているだけです。それでも振り返ると結構な量なのでそこそこ自信になっているかもしれません。
あとは、朝の散歩です。ばらつきはありますがだいたい5:00~5:30くらいの間に毎日起きて15分ほど近所を歩いています。効果としては朝食を早めに食べられる点が大きいですね。これにより昼食でちゃんとお腹を空かせて食べることができるのでリズムが整います。
そして、筋トレも週2くらいで行っています。ここでもやる種目をある程度決めています。でないとなんだかあれもこれもやらないといけないといったプレッシャーを感じてしまうので、あえて同じものを(たまに少し変えますが)やるようにして継続するようにしています。
ルーティーンを重く考えず、日課として少しやるくらいの感覚で予定にいれてみてはいかがでしょうか。そうするとやる気をいちいち出さずに取り組めて継続に繋がることと思います。「頑張る」でなく「決まってるからただやる」というイメージです。私も続けていこうと思います。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに。