現在6月ではありますが、すでに夏の気候となり、かなり暑い日々が続いております。そうなると熱中症で具合の悪くなってしまう方も増えてきますね。
水分補給は本当に大事です。どの程度意識されていますでしょうか。今回はいざ気分が悪くなったときに飲むことのある経口補水液とはいったいどういうものなのか気になり調べてみることに致しましたのでご紹介致します。
経口補水液とはどんなもの!?
経口補水液とは食塩とブドウ糖を適切な濃度で混ぜ合わせた飲料です。脱水症状のとき飲むと小腸での水分の吸収が素早く行なわれる効果があります。脱水症状は水分不足だけでなく、下痢、嘔吐、発熱、発汗による脱水症状にも効果があります。
ですので、脱水症状時に飲むものであり、普段から飲料として飲むものではありません。
スポーツドリンクとは違うの!?
経口補水液は体液とほぼ同等の浸透圧で吸収が良く吸収の速度も速いのが特徴です。
浸透圧に合うように塩分がスポーツドリンクより多いため、しょっぱい味で普段飲むには飲みづらい飲料です。
一方スポーツドリンクは、ナトリウムやカリウムなどの電解質を含んでいて、体液に近い浸透圧なのは経口補水液と同じで、素早く体へ吸収して、体の疲労・回復を助けます。
経口補水液と比べると塩分が少なく、糖分が多い傾向にあります。その分飲みやすいのが特徴です。
飲み方の注意点
大塚製薬のオーエスワンが経口補水液として薬局等に売っておりますが、注意点がいくつかあるようです。
まず何か他の飲みもの(水、コーヒー、ジュースなど)と混ぜてはいけないようです。体に素早く吸収させるためバランスよく成分を配合させているからです。
そして夏なので凍らせることについてですが、凍らせることはOKですが成分を均一に補給するために溶かしてから飲むのがよいとされています。
また、出先で飲むために水筒に入れることは塩分が金属を劣化させる原因になるので使用を勧められていません。
では逆に温めた場合はどうなのかというと、特に問題ないようなので、季節的に必要があれば温めても大丈夫です。
どんなとき脱水症状になる!?
そもそも脱水症状には日頃から気を付ける必要があります。暑い日になりがちなのはお分かりかと思いますが、様々な生活シーンでもなる可能性がありますのでご紹介します。
まず就寝時です。私たちは寝ている間も大量の汗をかきます。それにより、体内の水分が失われてしまい、脱水症状を招く危険性があるので注意が必要です。
入浴時も同様に注意が必要です。就寝時と同じように入浴時も大量の汗をかくため体内の水分が失われやすく、脱水症状を招いてしまうことがあります。
そしてアルコールを飲んだときにも脱水症状になる危険があります。なぜならアルコールには利尿作用があるからです。やりがちですが、お酒に酔って飲んだあとにそのまま寝てしまったりするとさらに脱水症状に陥りやすくなります。二日酔いのとき倒れてしまうのはこのためです。
スポーツをしているときはもちろんなりやすいですね。特に室内だからといって安心していると脱水症状になりかねないので注意が必要です。
まとめ
経口補水液についてご紹介いたしましたが、まずはこれに頼らないように日頃から水分補給を怠らないようにしないといけません。室内で冷房のきいたところにいると、ついつい水分補給も忘れがちになりますが、体は思ったより乾いています。どんな時でも侮らずこまめに飲んで脱水症状を予防しましょう!
それではここまでお読みいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに。