こんにちは!トレーナー黒津です。
さて今回はミネラルについてまとめていきます。よく耳にして体に必要なんだろうなぁとは想像できるかと思いますが、そもそもミネラルって何でしょうか。またどんな役割をしているのでしょうか。そのあたりも含めて2回に分けてご紹介していきたいと思います。
ではさっそくいってみましょう!
ミネラルってなに?
人の体を構成する成分は約96%が炭素、水素、窒素、酸素の有機物というもので成り立ち、残りの4%を占めるのがミネラル(無機質)です。必要量が1日100mg以上のものを多量ミネラル、それ未満のものを微量ミネラルに分類できます。体の調節機能や構成成分にもなっていて、筋肉の働き、体内の水分バランス調整などの重要な機能も担っています。
多量ミネラルの種類 その働きと多く含む食品例
・カルシウム 骨や歯の形成、精神安定に関わりのあるミネラル。体内では99%が骨や歯に存在します。不足すると、骨粗しょう症やストレスによるイライラにつながります。1日推奨量650~800mg(牛乳、干しエビ、ししゃも、小松菜)
・マグネシウム エネルギー代謝、精神安定、骨の形成に関わりのあるミネラル。体内では60~65%が骨に、27%が筋肉に存在します。カルシウム2:マグネシウム1の割合で摂取するのが理想です。1日推奨量320~370mg(アーモンド、玄米、大豆、干しエビ、ひじき、ほうれん草)
・リン 骨の発育に関わりのあるミネラル。カルシウムと結合し骨を形成します。カルシウム1:リン1くらいの割合で摂取するのが理想です。不足することがあまりなく、過剰摂取が問題になっています。1日推奨量1000mg(多くの食品に含まれている)
・ナトリウム 細胞外液の量と浸透圧の維持、水分調整などに関わりのあるミネラル。主に食塩という形で摂取されます。現在過剰摂取が問題になっています。日本では塩分の摂取がまだ多く、一般の人の食塩摂取量について、男性は1日7.5g未満、女性は6.5g未満とされていますが、欧米のいくつかの国では一般の人にも6g未満を推奨しています。 また世界保健機関(WHO)もすべての成人の減塩目標を5gにしました。カリウムの摂取を増やすと、ナトリウムが排泄されます。
・カリウム 体液濃度の調整やエネルギー代謝に関わりのあるミネラル。ナトリウム摂取が多いとカリウムの排出量が増加します。塩分が多い食事のときはカリウムも多めに摂取するといいです。1日推奨量2500mg(ほうれん草、トマトジュース、バナナ、キウイ、じゃがいも)
ここまで多量ミネラルについてご紹介しました。まずは塩分を控えつつ、野菜や果物や乳製品などバランスよく食べることが大事ですね。それでは次回は微量ミネラルについてまとめていきます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。次回もお楽しみに。