こんにちは!トレーナー黒津です。
最近は屋外や駅でも喫煙できる場所は限られてきて喫煙者の方々は昔に比べ肩身が狭くなってきました。
昭和のころは国会でもたばこを吸いながら議員が話し合ったり、以前私が勤めていた会社でもデスクでたばこを吸いながら仕事をすることは当たり前の時代もありました。
現在そういった風潮は全くなくなり喫煙への健康意識も世間に広がっていると考えられますが、いまだ吸っている方も多いと思います。
広く理解されているであろうたばこへの健康被害やデメリットについて、改めて考えてみるのはいかがでしょうか。私も健康な体作りをサポートする立場として再度確認していきたいと思います。
ではさっそくいってみましょう!
たばこはメリットがありません!!
たばこはたくさんの健康被害が確認されているので、以下にその例を挙げていきたいと思います。
①たばこは肺や呼吸気管だけでなく、全身へのがんのリスクがあります!
たばこの煙にある有害な物質は口から入り肺で吸収されますが、口腔、胃、腸からも吸収されて全身に影響を与えてしまいます。
それによって肺がんだけでなく、咽頭がん、口腔がんかんも、胃がん、食道がん、肝臓がん、すい臓がん、膀胱がんなど全身多岐にわたり悪影響があることを覚えておきましょう。
②他にも恐ろしい病気の元になります!
心臓や脳の病気で心筋梗塞や脳梗塞といった病気にもつながります。食生活や運動不足などもその原因になると言われていますが、喫煙も同様に原因になりうると考えられています。
たばこの煙により血液中の悪玉コレステロールを増やして、善玉コレステロールを減らしてしまうリスクがあり、血圧上昇を促してしまうことが予測されます。これらの影響で心筋梗塞や脳梗塞といった病気も起きることがあるのです。
③慢性閉塞性肺疾患のリスク!
慢性閉塞性肺疾患は一般的にCOPDとも呼ばれ、たばこの煙などの有害物質を吸い込むことにより、肺胞などに障害が起きて、咳や痰が止まらなくなったりします。
階段を上がったりすると息が切れたりする症状が普通になっていきます。症状が悪くなってくると息切れによって日常生活が難しくなり、死亡リスクもあると言われていて大変危険です。
たばこの煙には何が含まれている!?
まずたばこの煙は本人が吸うのが主流煙でたばこの先から出る煙を副流煙と呼んでいます。実は副流煙のほうに有害物質が多く含まれていて、受動喫煙といってまわりのたばこを吸っていない人が副流煙を吸ってしまうことがとても問題視されています。今現在そういったことがないように喫煙室がきちんと分けられていますが、そういった健康被害があることを強く認識する必要があります。
煙にはどういった有害物質があるか確認していきましょう。
以下はたばこ1本に含まれる有害物質量です。
①ニコチン
血圧の上昇や心拍数増加など、心臓に大きな負担をかける要因となります。副流煙には主流煙の約2.8倍ものニコチンが含まれています。
②タール
発がん性物質を含んでいて、がんの発生を引き起こす可能性があります。副流煙には主流煙の約3.4倍ものタールが含まれています。
③一酸化炭素
血液中の酸素の運搬を妨害するため、心臓に大きな負荷をかけてしまいます。副流煙には主流煙の約4.7倍もの一酸化炭素が含まれています。
メリットを考え、吸わない工夫をしましょう
どんなにたばこが体に良くないかお分かりいただいたと思いますが、もし吸っているがやめたい人、やめさせたい人がいる、など該当する方はメリットや吸わない工夫についても考えてみましょう。
①メリットとは・・
自分やまわりの家族の病気のリスクが減る
食事がおいしく感じられる
お肌がきれいになる
身の回りのもの(服や部屋)のにおい解消
②吸わない工夫とは・・
散歩やジョギング、筋トレなどで体を動かす
シュガーレスガムを噛むようにする
食事のあとすぐ歯磨きをする
他にも・・
喫煙外来で人に頼るのも大事なことです。吸わない努力がこれからの健康寿命を延ばすために必要です。
また、最近では定番の加熱式たばこも少なからず有害物質を含んで入ることも示唆されているので安心しきって吸わないのが賢明だと思われます。
別の形での禁煙が望ましいですね。
さいごに
今回は改めてたばこの健康被害やデメリットについてまとめてみました。病気になってからでは遅いので健康寿命のためにも再度認識を深めてはいかがでしょうか。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに。