こんにちは!トレーナー黒津です。
パーソナルトレーナーなら取得している方もいるであろう「NSCA」の資格ですが、私もNSCA-cptを今年度取得することができました。しかし、取ったものの更新の手続きが必要なことをあまり意識していなかったので、改めてどんな仕組みでどんなカリキュラムがあるのか調べてみようということで今回まとめてみることにしました。
資格はもっているだけでなく、大切なゲストのために知識や得た技術を使っていくことが大事ですが、新しい情報をどんどん自分のなかに更新していくことも必要です。そういう意味でも資格の更新ってやっぱり大事なことなんだなと感じます。車の運転も一度取っても、全く運転しないとやっぱり自分も運転に不安になりますしね。取ったらそれでよしでなく、何事も継続して自分の身にしてくことが大事ですね。それでは順にご紹介していきます。
ではさっそくいってみましょう!
資格維持には継続教育活動が必要
NSCAにはcscsやcptという主にトレーナー業をするような人向けの資格があります。(詳しくは第1,2回記事)実はこれらの資格には有効期限が決まっています。その資格を維持するには決まった期限のなかでNSCAが提供している「継続教育活動」という活動をして単位を取得してその規定を満たしてから更新手続きを行う必要があります。その単位はCEU(Continuing Education Unit)と言います。
継続教育活動はフォーラムの参加、教育イベントの受講、クイズの解答、自己学習活動など幅広くあります。これらの活動を行ってCEUの単位を取得します。これらの活動を行うことは再度専門分野の基本を確認し、新しい情報を得て能力を高めていくことが目的になります。
更新にあたっての基本的なルール
まずNSCAの資格の有効期間は3年間と決まっています。これは取得した日から3年間という意味でないのがポイントで、全資格認定者共通で今期(2021年)取得の人たちは、2021年1月1日~2023年12月31日が有効期間となります。ですのでこの期間の間にCEUを取得して更新の手続きをする必要があります。それができると来期の3年間資格が有効となる仕組みです。逆に言うとCEUを取得せず、更新の手続きができていない場合は資格は失効してしまうということになります。全く忘れていて資格失効となるともったいないことになりますので、仕事のかたわらこのことも忘れずに計画的に活動を進める必要があります。
資格認定時期ごとの必要なCEU数
実は毎年同じ量の単位を取得するのでなく、資格を取った時期で取得する単位量が違います。それが以下のとおりです。(資格認定時期→必要なCEU数)
2020年以前→ 6.0
2021年→ 4.0
2022年 →2.0
2023年1月~6月 →1.0
2023年7月~12月→ 0
時期ごとでなぜ必要CEUが変わるのかはわかりませんでしたが、もし2021年に資格取得した場合は、4.0CEUの単位が必要ということです。
CEUにはカテゴリーごとに上限がある!?
CEUを得るための継続教育活動ですが、さまざまな活動があってABCDのカテゴリーに分けることができます。自分で選んで活動を選択できますが、資格更新に必要なCEUとして加算される上限値が設定されているのがポイントです。つまりBが得意だからといってそればかりでCEUを稼ごうと思っても上限値以上に取得したCEUは加算されないので上限値内で様々な活動をする必要があるということです。ちなみにCSCSとCPTの両方の認定資格を保持している場合は、取得したCEUは両方の資格に加算されます。
2021年を例にとると必要な全体のCEUは4.0になり、カテゴリーごとの上限値は以下のとおりです。
A 3.5まで
B 3.0まで
C 3.5まで
D 3.0まで
例えばAで3.5まで取ったら他のカテゴリーで残りの0.5を取得する必要があるということですね。合計が4.0になればいいのでそのカテゴリーの上限値まで取りきる必要はありません。
そしてCEUを無事に必要数取得することができたらようやく資格更新手続きに移ることが可能です。2021年取得者のかたは3年間の期限である2023年12月31日までに手続きをしなければいけません。失効しないよう計画的に進めたいですね。
やっぱり更新には費用がかかります
CEU取得するにはカテゴリーごとに有料であるものが多いです。(詳しくはNSCAのホームページで調べることができます。)それ以外にも更新にもやはり更新料が必要になります。こちらも資格の認定時期により費用に差があるのがポイントです。それは以下のとおりです。(資格認定時期→資格更新料)
2020年以前 →9,900円(全て税込)
2021年 →7,700円
2022年→ 5,500円
2023年1月~6月 →3,300円
2023年7月~12月→ 無
ちなみにCSCSとCPTの資格認定者が、両方の資格を更新する場合は2つ目の認定資格の資格更新料は50%の料金(これもまた資格認定年によって異なります)となります。
加えて、資格取得時に一緒に必要であったCPR/AEDの保持も再度確認が必要です。消防署から提供された証明書に有効期限が記されているはずなのでその期限が切れていないか確認するようにしましょう。
最後にCEU取得のためのカテゴリーABCDですが、その活動範囲と有料の金額感などはボリュームが多いのでここでは割愛いたしますのでホームページで確認していただければと思います。
ここでは基本的な流れを把握していただき、更新することを忘れず意識していただければ幸いです。
これまでNSCAの資格更新について触れてきましたが、手続きも大事ですがその得た情報や技術を磨いて使っていくことこそ大事ですよね。自分自身もそれを肝に銘じて引き続き頑張っていきたいと思います。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに。