体脂肪ってなに?と疑問を持ったことはございますか。
闇雲にダイエットに励むのではなく、筋肉や体脂肪を理解して健康な体を維持していきましょう。
体脂肪や体脂肪率という言葉はよく聞きますが、適正値や体に及ぼす影響についてご存知ですか?
1、体脂肪とは
体脂肪とは、体の内蔵部や皮下に貯えられた脂肪のことで、主に脂肪細胞に貯えられています。
また、体脂肪率とは、体重に占める体脂肪の比率をパーセントで表したものです。
2、体脂肪の役目
脂肪細胞とそこに含まれる脂質には主に以下のような働きがあります。
・ホルモンなどの伝達物質の生成、分泌
・衝撃を和らげるクッション
・体温の保持・エネルギー源の貯蔵庫
・ビタミン類の消化、吸収、運搬・細胞の構成成分(細胞膜)
・内臓の位置を保つ
また、女性にとっての体脂肪は正常月経の維持、妊娠・出産などに不可欠です。
3、体脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪の2つに分けられます。
皮下脂肪とは皮膚組織にある脂肪で、少しずつ蓄積される特徴があります。
お腹(特に下腹部)、お尻、太ももなどにつくことが多く、一度ついてしまった皮下脂肪は落ちにくいです。
皮下脂肪は預金で例えると定期預金で表されることがあります。
コツコツと溜まっていくが、引き出すのは手続きが大変という意味からです。
内臓脂肪とは腹筋の内側の壁、腹腔内についている脂肪のことで、主に小腸を包んでいる腸間膜という場所に付くことが多いです。
皮下脂肪とは逆に、短期間で蓄積されやすいが、落ちやすいという特徴があります。
内臓脂肪は預金で例えると普通預金です。
簡単に出し入れができるという意味からです。
皮下脂肪が多い肥満の方は女性が多く、下半身が太くなるので「洋ナシ型」とも言われます。
逆に男性は内臓脂肪が多く、お腹ポッコリ型の「リンゴ型」と言われたりします。
生活習慣病に結びつきやすいのは内臓脂肪が多い人です。特に注意が必要ですので、早めにダイエットを始めましょう。