寒暖差が大きい季節に、なぜ体はダイエットしにくくなるのか
日中は暖かいのに朝と夜だけ冷える——そんな気候が続くと、体は温度調整のために絶えずエネルギーを使い続けます。
この“負担の積み重ね”が、食欲・代謝・疲労感にも静かに影響していきます。
寒暖差が食欲を乱しやすい理由
気温差が大きい日は、自律神経の切り替わりが急速に起こり、体はストレス反応を示しやすくなります。
実際、気温変動と食欲の関係を調べた研究では、「環境ストレスが強い日はレプチン機能が低下し食欲が約20%強まりやすい」と報告されています(2014・ランダム化比較試験)。
これは意志の問題ではなく、体の自然な反応です。
ダイエット中の“寒暖差疲れ”を和らげる習慣
体温変化を最小限にするだけで、自律神経の消耗を減らすことができます。
- 朝:3分の全身ストレッチで交感神経を穏やかに起動
- 日中:薄手の羽織を常に携帯して体温を一定にキープ
- 夜:白湯・味噌汁など温かい1杯で深部体温をゆっくり上げる
無理に運動を増やすより、“整える行動”が結果として代謝を保ち、ダイエットの安定につながります。

記事の担当者:小野厚太朗


