新年になると、
「今年こそ頑張ろう」
「ちゃんと目標を立てよう」
そう思う人は多いですよね。
でも、自分のために立てた目標ほど続かないそんな経験、ありませんか?
実はそれ、意志の弱さではなく
“目標の向け先”の問題かもしれません。
行動科学・動機づけ研究の視点から、目標設定と継続性を解説します。
研究の背景と内容
このテーマに関して参考になるのが、他者志向(他己目標)と行動の持続性を調べた研究です。
この研究では、
- 対象:大学生・社会人 計 95名
- 国・研究機関:アメリカ/ウォートン・スクール
- 比較内容:
- 自分の成果のために努力する条件
- 他人に良い影響を与えるために努力する条件
- 期間:数週間にわたる課題継続実験
- 研究年:2008年
という設定で、「どちらの方が粘り強く行動を続けたか」を比較しました。
結果
他人の役に立つことを意識していたグループの方が、
- 作業時間が長く
- 途中で諦めにくく
- 疲労やストレスを感じにくい
という傾向が見られました。
専門用語でいうと、
「報酬」よりも「意味づけ」が動機を支えていた、という解釈になります。
どんな人に当てはまりそうか
この結果は特に、
- ダイエットが続かない
- 筋トレを始めても3週間くらいで止まる
- 自分を追い込む目標設定がしんどい
そんな人に当てはまりやすいです。
一方で、
「完全に一人で完結した競技」「短期集中型の挑戦」では、
自己目標の方が合うケースもあります。
現場(パーソナル指導)での解釈
駒沢のパーソナル指導現場でも、
- 「家族に心配をかけたくない」
- 「子どもと元気に遊びたい」
- 「仕事のパフォーマンスを落としたくない」
こうした他者が絡む目標を持っている方の方が、運動や食事の継続率は明らかに高い傾向があります。
重要なのは、
目標を、
“自分の外”に少しだけ置くこと。
「痩せる」ではなく
「痩せて〇〇できる自分でいたい」
という形に変えるだけでも、行動の質が変わります。
まとめ
自己目標が悪いわけではありません。
ただ、続かない人ほど、
- 自分のため
- 数値のため
- 理想像のため
だけで目標を立てていることが多いのも事実です。
もし毎年、目標が途中で消えてしまうなら、
他己目標を少し混ぜる
それだけで、無理なく続けられる可能性があります。
▶︎ 駒沢大学駅周辺で、
「続く目標の立て方」から一緒に整理したい方は
https://trainers-gym.com/contact/

記事の担当者:小野厚太朗


