スクワットは深いほど良い?実は「人によって正解が変わる」理由
「スクワットは深くしゃがまないと意味がない」
ずっとそう言われてきたけど、本当に全員に当てはまるのでしょうか?私はパーソナル指導の現場で、行動科学 × 生理学の視点から「なぜそう言えるのか」を必ず分解して考えています
深さで使われる筋肉は、実際どう変わる?
この疑問に対して参考になるのが、カナダ・マクマスター大学を含む研究チームによる実験です。
研究概要
- 対象:トレーニング経験のある男女(20〜30代)
- 人数:約30名
- 地域:カナダ
- 期間:数週間(複数セッションで測定)
- 比較内容:
- フルスクワット(大腿が床より下)
- パラレルスクワット(大腿が床と平行)
- 測定:大腿四頭筋・大臀筋・内転筋の筋活動(EMG)
主な結果
✔ 太もも前(大腿四頭筋):深さによる差は小さい
✔ お尻(大臀筋)・内転筋:深いスクワットほど活動量が有意に高い
✔ 浅いスクワットでも、負荷が十分なら大腿四頭筋はしっかり使われる
つまり「深い=正解」ではない
この結果から分かるのは、
- ヒップライン・股関節主導を鍛えたい人
→ 深いスクワットが向いている - 膝への負担を抑えつつ脚力を上げたい人
→ パラレルでも十分効果的 - 初心者・可動域に制限がある人
→ 無理に深くする必要はない
ということ。スクワットは「深いか浅いか」ではなく
何を鍛えたいか × 今の身体条件”で選ぶ種目です。
パーソナル指導では、こう解釈します!
駒沢・駒沢大学駅エリアのパーソナルジムとして、
私たちは
- 目的(筋肥大/姿勢改善/競技力)
- 関節可動域・既往歴
- 日常動作や疲労状態
を見たうえで、スクワットの深さそのものを「調整変数」として使います。
「深くできない=ダメ」ではありません。
合っていない深さを無理に続ける方が、結果が遠回りになることも多いです。
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記事の担当者:小野厚太朗


