朝の光が「心の安定」と「食べすぎ防止」につながる理由
朝、部屋に入ってくる日差しを浴びると、不思議と心が整う瞬間があります。実はこの感覚、気のせいではなく、脳の生理学的な変化が関わっています。とくにダイエットや習慣形成に悩む人にとって、朝の光は“静かな味方”になります。
セロトニンが整うと、ストレス食いが減る
朝の光が目に入ると、脳内の縫線核でセロトニンが分泌されやすくなります。セロトニンは感情の安定や衝動のコントロールに関わる神経伝達物質で、ストレスによる無意識な食べすぎにも影響します。
実際、日光曝露でセロトニン活性が有意に増加した（約35%増）という研究が報告されており（Lambert et al., Lancet, 2002）、朝の光が情緒の安定に役立つことが示されています。
朝の光がダイエットの“土台”になる
体内時計が整うと、食欲ホルモン（レプチン・グレリン）のリズムも安定し、夜の過食が減りやすくなります。特に「夕方〜夜に食べすぎてしまう」という人は、朝の光不足によってリズムが乱れている場合が少なくありません。
習慣化したい場合も同じで、朝のルーティンが整うほど、行動全体のブレが減る傾向があります。
結論：朝の光は“最も簡単なダイエット介入”のひとつ
特別なものはいりません。
カーテンを開けて 60〜120秒だけ光を浴びる。
これが精神の安定、食欲のコントロール、習慣形成の基盤をつくり、無理のないダイエットの流れを作ります。
駒沢大学エリアのパーソナルジムでも、朝の光の習慣を取り入れた方は継続率が高い印象です。
まずは“2分”から始めてみる
大きく変えようとしなくて大丈夫です。
カーテンを開ける、窓辺で少し立つ。それだけで脳のリズムは変わり始めます。
記事の担当者：小野厚太朗
