●低GI値
オートミールのダイエット効果で最大の要因は、低GI食品であるという点です。GI値とは
グリセミック・インデックスの略で、食品ごとの血糖値の上昇度合いを間接的に表現する数値となります。
つまり、このGI値が高いものほど血糖値が上がりやすく、低いものほど血糖値が上がりにくいのです。ちなみにGIが70以上の食品を高GI食品、56~69の間の食品を中GI食品、55以下の食品を低GI食品と定義されています。(オーストラリアのシドニー大学ではグルコースを基準とした場合)
急激な血糖値の上昇は、インスリンの大量分泌に繋がり、結果として体脂肪の増量に繋がってしまいます。同じ糖質量でもGI値の違いによって、血糖値の上がり方が緩やかなものと急激なものがあるのです。
オートミールのGI値は55と非常に低く、低GI食品に位置付けられます。穀物の中ではトップクラスの低さを誇り、白米のGI値は84ですのでオートミールがダイエット向きであることが分かります。※GI値の最大値は100。
●食物繊維が豊富
オートミールには水溶性・不溶性両方の食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境の改善や便秘改善にも効果的です。
また、水溶性食物繊維は水分を含むと粘り気が出て腸内をゆっくり進むので、腹持ちが良くなるメリットも。さらには、水溶性食物繊維のβ-グルカンは糖の吸収を穏やかにしてくれるため、血糖値の急上昇を抑えてくれます。
●沢山の栄養素が含まれている
オートミールにはダイエット中に不足しがちなビタミンやマグネシウム、鉄、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれております。
また、タンパク質の含有量も多く、1食(30g)あたりのたんぱく質量は4.4gとなります。100gで13.7gなので、3食オートミールにすることでたんぱく質量を補うことも可能です。