昨日は朝カフェに行きたくて自然と起きられたのに、今日は何も理由がなくて二度寝。同じ自分なのに差があると、なんだか落ち込んでしまいますよね。ただ、この差は「やる気」ではなく行動を引き出すきっかけ(報酬)の有無で説明できます。
■ 人は「未来のメリット」より「今の快」を優先する
脳は本能的に、
長期的なメリットより今すぐ得られる喜びを優先します。
・起きたら楽しいことがあると起きられる
・目的だけだと体が動きにくい
■ 科学的背景:楽しさがある方が継続しやすい
行動科学研究(Woolley & Fishbach, 2015)では、
長期的な目的より 行動中の楽しさが高い方が継続率が約45%向上すると報告されています。
→ 朝カフェで起きられたのは報酬が明確だった
→ 今日動けなかったのは仕組みがなかっただけ
性格の問題ではなく、構造の違い。
■ 朝に「小さな報酬」を置く
・朝だけ淹れるコーヒー
・朝日を浴びる散歩
・静かな一人時間
・お気に入りの音楽
“起きたくなる理由をあらかじめ置いておく”ことで、行動は自然に起きる。
■ できない日も責めなくていい
習慣形成は「継続する力」ではなく、
仕組みを微調整するプロセス。
■ 今日のまとめ
・続かないのは意志ではなく報酬設計
・楽しさが高いと継続率45%向上
・朝に小さな報酬を置くと行動が変わる
少しずつ自分のリズムを整えていこう。

記事の担当者:小野厚太朗


