■ 休日の寝だめがダイエットに影響する理由
平日の疲れをとるために寝だめをしたくなるものですが、起床時間が大きく変わると、体は日々リズムを作り直す必要があります。この小さなズレが、食欲や代謝のブレにつながり、ダイエットを難しくすることがあります。
■ 体は“起きた時間”を基準にホルモンや代謝を整える
体内時計は、実は「何時間寝たか」より「何時に起きたか」を基準に動きます。休日に2〜3時間遅く起きるだけで、夕方に強い空腹感が出たり、甘いものを欲しやすくなることがあります。ホルモン分泌のタイミングがズレるためです。
■ 研究が示す起床差と体重の関係
シカゴ大学の研究では、平日と休日の起床時間のズレが大きい人ほど、体重が増えやすい傾向が示されました（体重増加リスク30％上昇）。たった1〜2時間の違いでも、体にとっては大きなストレスになります。
■ 無理なくリズムを整える方法
毎日同じ時間に起きる必要はありません。まずは休日の起床を「平日との差1時間以内」に寄せるだけで十分です。疲れている日は一度起きて光を浴び、少し体を動かしてから短時間の二度寝をすると、体内時計を守りながら回復できます。小さな調整が自然に食欲を落ち着かせ、無理のないダイエットを助けます。
記事の担当者：小野厚太朗
