学生時代を思い出して見て下さい。学校の往復を自転車で通学、部活の練習や大会、体育にバイトに遊びなど、かなりのエネルギーを消費していたのではないでしょうか。どれだけ食べても太らなかったのは、摂取エネルギーが消費エネルギーよりも少ない、もしくは同じぐらいであったからです。
それが社会人になり、通勤は電車や車、運動は月に一度の会社のクラブ活動だけ、仕事の付き合いでの飲みが多くなり、食べるものも炭水化物と脂っこい揚げ物など、消費エネルギーが減っているのに、摂取エネルギーは増えるいっぽう、これでは脂肪が増えるのも無理はありません。
これは、生活習慣の根本から改善していく必要があります。
まず皆さんが思いつくことは筋力トレーニングで、腹筋をガシガシやることではないでしょうか。
そして1週間、2週間、1ヶ月、3ヶ月と継続して頑張ってみる、しかし一向に腹筋は割れません。
なぜなら、筋トレだけでは脂肪は減らないからです。
もう一つは、食事制限や有酸素運動などで、脂肪燃焼に励みます。すると、数ヶ月でうっすら腹筋に筋が見えてきます。
おお、割れてきたと喜ぶのは時期尚早です。なぜなら、これはただのガリガリと紙一重だからです。
どうせなら健康的に引き締まって見えるかっこいい腹筋にしたいですよね。
腹筋を割るための第一歩、それは生活習慣の見直しと改善をすること。同時に筋力トレーニングと食事コントロールを、期間を定めて実施することです。
ここでは簡単に話しますが、筋力トレーニングは最低週1回、時間や場所を決めて行いましょう。
週1回の場合は全身を満遍なくトレーニングし、週2回以上できる場合は上半身の日、下半身の日と分割して行うことをおすすめします。
その他、通勤時の移動も運動に変えましょう。例えば、ただ歩くのではなく大股で速歩きをする、エスカレーターを階段にかえて登る、電車はつり革に捕まらずに、両足でバランスを取りながら体幹を鍛えるなど、日々の行動を変えることでも、消費カロリーは格段に増えます。
食事に関しても、糖質制限をするか、脂質制限をするかで、食べる内容が変わりますので、細かい事はここでは割愛しますが、大切なことは摂取カロリー<消費カロリーにすることです。しかし、過度な食事制限は、栄養不足になり体調に異常をきたす恐れがありますし、筋肉が落ち、基礎代謝が下がることで、リバウンドを招く恐れもあります。
栄養バランスやボリューム、食べるタイミングなど大切な事がたくさんあります。
そして、トレーニングだけ、食事だけとどちらかに偏ることなく、健康的に腹筋を割るためにも、どちらも同時に行うW割を推奨します。
正しい方法でダイエットをするために、ぜひ知識を持ち、個々にあった的確なアドバイスのできるパーソナルトレーナーを頼っていただけると幸いです。