「鉄分の役割？」
鉄分は体に必要なミネラルの一種です。体の中に3~4ｇあり、主に赤血球を作るのに必要な栄養素です。
体内の鉄は約70％が血液中の赤血球をつくっているヘモグロビンの
成分になっていて約25％は肝臓などに貯蔵されています。
ヘモグロビンは呼吸で取り入れた酸素と結びつき心臓から動脈を経て体の各組織へ運ばれています。
ヘモグロビンは代謝で生じた老廃物である二酸化炭素を各組織から取り込み肺まで運んできれいにします。
ヘモグロビンが多い方が効率よく酸素を運ぶことができるため、持久力のアップも期待できスタミナ維持にも繋がります。
「鉄分が不足すると？」
鉄分が不足すると全身の組織が酸欠になり疲労感やだるさが表れてきます。
運動中は酸素消費量が多いため、不足すると酸欠状態になりやすいです。
つまり貧血に陥りやすいです。繰り返しの着地動作や足底への繰り返す衝撃によって赤血球が破壊されます。
女性の方ですと、月経による生理中から生理後は経血と一緒に鉄分が失われてしまうので貧血になりやすいです。
大量の発汗によって汗と一緒に赤血球の材料でもある鉄も大量に損失してしまうことも十分に考えられます。
分かりやすい症状は体がだるい。
食欲がない。
集中力がなくなる。
動悸息切れ。
頭痛やめまい。
などなど運動時やトレーニング時では鉄分が不足すると頭痛やめまいが多いいのではないでしょうか。
原因で考えられることは、酸素は脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖をエネルギーに変換する時に必要なもの。
脳が酸欠状態になると脳細胞が正常に働きにくくなるためめまいや頭痛などの症状が現れてきます。
「鉄分が多く含まれている食材は？」
サジー
サジーはグミ科の植物で小豆程の果実です。食品の中でもトップクラスの鉄分が多く含まれています。
豚、鶏、牛レバー（６０ｇあたり2.4～7.8ｍｇ）レバーは定番中の定番で鉄分が多く含まれて代表的な食材です。
牛ヒレ肉（100ｇ2.5mg）取れます。レバーが苦手な方でもお肉からもしっかりとることができます。
魚介類からも摂取できます。カツオ（80g1.5ｍｇ）アサリ（３０ｇ11.3ｍｇ）マイワシ（80g1.4）
様々な食材から摂取できるので意識して取り入れていきましょう。
なかなか食材で取れない方はサプリメントから取る事もお勧め致します。
「最後に」
今回は鉄分について簡単に解説していきました。鉄分不足は運動やトレーニング時にも大きく関わってきます。トレーニング中貧血気味や頭痛やめまいがある時は鉄分不足も考えられますので
いつものお食事の中に鉄分が多く含まれている食材も取り入れていきましょう。
運動やトレーニングは1人ではなかなかできない方や今年まだまだやり残したことがある方は
是非一度、パーソナルトレーニングジムにご相談ください。
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記事の担当者：高橋哲仁
