「トレーニング時のマスク着用の効果はあるのか？」
トレーニング時は十分な酸素を体にいきわたらせることが重要です。
しかし今は様々な感染予防からも守らなければいけません。
マスク着用時は呼吸で取り入れられる酸素濃度が少なくなり、低酸素トレーニングと同じ
効果があると思っていました。低酸素トレーニングは標高が高く空気の薄い場所にいくと
自然と酸素の量も減ります。このような状況でトレーニングをすると
体が沢山酸素を取り込もうと最大酸素摂取量が増え持久力の効果があるとされていますが
呼吸が苦しくても低酸素トレーニングと同じ様な効果はなかなか得られないようです。
ですが完全にメリットがないわけではなく、低酸素用マスクを使えば一般の人でも高地でトレーニングをしている環境も作れるそうですし、筋トレ効果もあるとも言われています。
マスクなどを着用してトレーニングをやり続けると
始めの数回のパフォーマンスは低下する可能性がありますが
回数を重ねていけば空気を取り込む機能が改善されマスクを外した時の
パフォーマンスが上がるともいわれています。
「マスクを着けていると酸欠になりやすい」
マスクを着け続けながらトレーニングをするとまれに酸欠になり頭痛やめまいなどを
引き起こす原因にもなることもあります。マスクをしながら呼吸を続けると
呼吸が浅くなり自分のはいた息を吸う事になります。
自分がはいた息を吸い続けると血中の酸素濃度が下がり二酸化炭素濃度が増え酸欠状態になってしまいます。
自覚症状がなく気づいたら頭痛やめまいなどを引き超すことにもなってしまいます。
感染対策の為にしっかりつけることも大事ですが
密でないところや換気が十分な場所で大きく深呼吸をして空気の入れ替えをしていきましょう。
「トレーニング時はどんなマスクをすればいいのか？」
トレーニング時に向いているマスクは通気性がよく息のしやすいスポーツマスクがおススメです。
医療用のマスクとは違いフェイスカバーといった物です。
蒸れにくく、汗をかいても乾きやすい素材の物
抗菌加工されている物で汗をかいても洗濯ができ何回か使いまわす事もできます。
屋外スポーツ用に作られた物で、UVカット効果が高い物などなど
運動時につけるマスクは今では様々なメーカーから販売されているので
様々な運動に応じて用意しておくといいですね。
ジムや屋外のランニングなどでも無理のない範囲でマスクをつけ飛散防止やエチケットとして
運動内容にあったマスク選びをしていきましょう。
「最後に」
マスクを着けたままの強度の高い運動は酸欠状態になりやすく
頭痛やめまいなどを引き起こす可能性が高くなります。
中には低酸素マスクなど専用マスクもありますが専門の人立会いの下で行った方がいいと思います。
一般のジムでは運動時はスポーツ用のマスクに変えたり
しっかり換気のできる環境でトレーニングをしたり
20~30分に1回は新鮮な空気を吸うようにしていきましょう。
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記事の担当者：高橋哲仁
