エネルギー不足で体調不良は筋トレ中に起こる(高円寺 ジム解説)

今はトレーニングをする事が流行っています。健康のため、美容の為など目的は様々です。しかし運動から遠く離れていたため急なトレーニングで体調など悪くなったことはありませんか?エネルギー不足のままトレーニングをして体調が悪くなったりしたことはありませんか?今回は急な筋トレで起こりうる症状や栄養不足で筋トレをするとどうなるのか簡単に解説していきます。

筋トレ中のエネルギー不足による体調不良

「急な筋トレで体調不良に?」


筋トレで体調不良

筋トレ中に吐き気を感じた方は意外と多いかと思います。その原因のほとんどが酸欠と言われています。

運動経験があまりない方や急に筋トレを始めた人に多く見られる症状です。

筋トレをすると、当然ながら筋肉を使うので、ブドウ糖が燃焼されて、水と二酸化炭素に分解されます。

そこでさらに筋トレを続けることで、血中の二酸化炭素が増えて、酸素濃度が低下してしまうため、酸欠を引き起こしてしまいます。

これを運動後低血圧と言い、本来ならば脳や内臓に回されるための酸素が、筋肉に優先的に使われてしまうことで起きてしまいます。

血圧が急激に下がり低血圧状態になると、心臓よりも上にある脳まで血液が行き届かなくなるため、脳への血流量が減り十分な酸素を供給することができず、脳が酸欠になります。

脳が酸欠になることで、脳の機能が低下してしまうため、めまいや吐き気、気持ち悪い、などが起こってしまい、ひどい場合には気を失ってしまうこともあります。筋トレを長年やっている方でもなる時があるので気を付けて筋トレを行っていきたいですね。


「エネルギー不足で筋トレをするとどうなるのか?」


エネルギー不足で筋トレ

エネルギー不足のまま筋トレをしても同じような事が起きてしまいます。体内に蓄えられた栄養源であるグリコーゲン(糖質)を使い切ってしまうことで起きる低血糖状態のことです。

血糖値が急低下することで、めまいや、眠気、だるい、倦怠感などの症状が現れ運動の継続が難しくなり、ひどい時はそのまま意識を失う事もあります。

体内に蓄えられるグリコーゲンはせいぜい100g~500g程度と少ないので、補給無しではやがて枯渇し低血糖状態になってしまいます。

筋トレをする時はパフォーマンスをあげる為にも必ず1.5時間から2時間前を目安にエネルギー補給をこころがけていきましょう。

エネルギー不足のまま激しい筋トレなどを行うと筋肉も分解してしまいます。これをカタボリックといい、誰の体でもいつも起こっている働きで、体にとっては大切な働きなのです。

エネルギー源が不足してしまうと、体はエネルギーをつくるために筋肉をどんどん分解してしまうため、筋肉をつくるアナボリックよりも、カタボリックの働きが強くなってしまいます。

の結果、筋肉量が減ることになってしまいます。タンパク質の代謝は長い時間の空腹状態と、90分以上の身体活動で起こります。

長時間の運動や筋トレ前にはしっかりとエネルギー補給をしたり筋トレをしながら飲むドリンクも忘れずにしていきましょう。水よりもBCAAなどがおススメです。


「最後に」


トレーニング中に低血糖状態が起こってしまったら、あめや氷砂糖でも血糖を上げることができますが、溶けやすく吸収の速い粉アメやブドウ糖やブドウ糖が含まれている市販のジュースなどを100~150mlほど飲むといいです。

また急な激しい筋トレで起こる低血圧状態を防ぐには、呼吸をしっかり行いながら筋トレをしたり、インターバルをしっかりとる事や体に合った正しい重量でトレーニングを行っていきましょう。

筋トレは継続です。いつまでも長く続けて行けるようにしましょう。いかがでしたでしょうか。今回の記事はTRINER‘S GYM高円寺店パーソナルトレーナー高橋哲仁が記載しました。

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記事の担当者:高橋哲仁

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