1、筋肉とは?
筋肉は大きくわけて「骨格筋」「平滑筋」「心筋」と3種類ありそれぞれ役割があります。
[骨格筋]
腕や脚、腹筋、背筋など、体を支え動かす役割、自分の意思で動かすことが出来る。
[平滑筋]
血管や内壁にある筋肉、血液を運んだり胃腸を動かしたりする。自律神経によって支配されており自分の意思でコントロール出来ない。
[心筋]
心臓だけにある筋肉、心臓の壁をつくり、心臓を動かし続けるポンプの役割。自分の意思でコントロール出来ない。
2、加齢による筋肉量の変化
人間は生まれてから歳を重ねる毎に筋肉量が変化していきます。産まれたての赤ちゃんは筋肉量が少なく、成長していくにつれて増加し、20歳ごろまでは筋肉は太く長くなります。20歳ごろを過ぎると少しづつ筋肉量は減っていき、70代では20代の頃の約4割程度まで減少してしまいます。
更に中、高齢期の生活習慣によってはもっと早く減少する場合もあります。
3、男女別年代毎の筋肉率の平均
20代:男性44% 女性39%
30代:男性37% 女性37%
40代:男性34% 女性33%
50代:男性31% 女性30%
60代:男性29% 女性26%
70代:男性25% 女性23%
こうしてみると加齢によって筋肉はかなりの割合減っていく事が分かります。
4、筋肉が減少することでのリスク
筋肉が減少する事で日常生活を送るだけでも様々なリスクが発生します。特に加齢によって下半身の筋肉が顕著に減少するので、つまずきや転倒のリスクが高まり、更に加齢や運動不足により骨強度が低下すると骨折のリスクも高まります。また一度骨折すると治療までの間運動量が減少することから、更に筋肉量の低下を招きどんどん悪循環へと繋がる危険性があります。
5、予防法
筋肉の減少率は下肢が特に顕著であるため、普段から座る時間を減らして出来るだけ立つようにし、ウォーキング等をして積極的に動く事が大切になってきます。また、下肢や上半身の大きい筋肉(胸や背中)を鍛えるために筋力トレーニングを行うのも効果的です。
6、まとめ
今回は加齢による筋肉量の変化とそのリスク、予防法について解説しました!
何もしないと20歳を超えたあたりから筋肉が減ってしまうとは、、、しかもその減る割合が思っていたよりも多くて驚きました😖
歳をとっても健康で動く体を維持したいなら、若い頃からの運動習慣が大切なんだと改めて痛感させられましたね〜〜。
もちろん、今が何歳であろうと遅すぎるということはありませんので、出来ることから少しづつ始めていきましょう!
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記事の担当者:佐藤直也