皆さんはお酒は好きですか？
私の周りにも飲み会が大好きな知人が多いですが、私はお酒に弱く、あまり好きではありません。
あまり好きではない私だからこそ、贔屓目なく、フラットにお酒を飲むことのデメリットなどを評価できるかと思います。
パーソナルトレーナーの目線からも、お酒を飲むことはダイエットやボディメイクに対して悪影響があります。
もちろん、ダイエットやボディメイクをする方以外にも、体や生活にリスクやデメリットが多く存在します。
お酒、つまりアルコールの効果を具体的に知ることで、お酒のデメリットを共有していきたいと思います！
ダイエットやボディメイク、健康維持に興味がある方、お酒をやめたいと考えている方の参考になれば幸いです。
是非最後までご覧ください！
1. お酒は百薬の長は嘘？！
「お酒は百薬の長だから、飲みすぎなければむしろ健康に良い」という意見を皆さん一度は聞いたことがあるかもしれません。
昔から耳にする機会が多かった言葉ですね。
果たしてこれの真相はどうなのでしょうか？
アルコールを摂取することによるメリットが完全にゼロと言いません。
緊張を緩和するなどは場合によってはメリットになり得ますが、それ以上にデメリットになる場合が多いです
さらに健康面でのメリットについては、ほとんどなく、皆さんも知っての通りデメリットが多すぎます。
それなのに、なぜお酒は百薬の長などと言われているのでしょうか？
これには諸説ありますが、その中で一つ有名な説が、古代中国のことわざであるという説です。
古代中国では「酒税」というものがあり、お酒を買う際に税金がかかっていました。
つまり、お酒がたくさん売れれば国のお金が増えるので、その時の皇帝がこの「お酒は百薬の長」を言い出したと言われています。
日本の製菓メーカーがチョコの売り上げを上げるためにバレンタインに好きな人にチョコをあげる文化を広げたのと同じような手法ですね。
このように「お酒は百薬の長」というものには特別根拠があるものではないので、安易に信じてお酒を飲みすぎないように注意しましょう！
ここまでお酒は結局デメリットが多いと言ってきましたが、続いてはこのデメリットを具体的に共有していきたいと思います！
2. お酒を飲むことのデメリット4選
皆さんもお酒の飲み過ぎは悪いことだと理解はされているかと思われますが、そこをさらに具体的に共有することで、お酒をやめる、お酒の量を減らしていくきっかけにしていただきたいと思っております。
①睡眠の質を下げる
アルコール摂取することのよる健康への弊害の一つとして、睡眠の質を下げてしまうことがあります。
人間が健康に生きていくには睡眠の長さだけではなく、睡眠の「質」もとても重要です！
睡眠の際は副交感神経を有利にして、リラックス状態に入っておく必要がありますが、アルコールは興奮剤の一種なので、交感神経を有利にし、睡眠の質を下げてしまいます。
アルコールには非常に強い利尿作用もあります。
また、体温を上げて発汗させる働きがあり、尿や汗となって水分が体の外に排出されやすくなります。
アルコールを飲めば飲むだけ体の水分量は減ってしまいます。
お酒を飲むとトイレに頻繁に行きたくなり、飲酒後に喉が渇くのはそのためです。
中でも特にビールは利尿作用が強く1リットルの量のビールを飲むと1.1リットルの水分が失われるといわれています。
このような利尿作用によって夜に起きてしまうことでも、睡眠の質を下げることにつながってしまうので、注意が必要です。
②太りやすくなる
お酒を飲むと太りやすいということは皆さんにとっても当たり前のことだと思います。
この太りやすいということにはいくつかの理由があります。
まず一つは「おつまみ」です。
基本的にお酒を飲む時にはおつまみも一緒に食べる方が多いかと思います。
しかも、お店で出てくるおつまみには味が濃く、糖質やカロリーが多いものが多いので、注意が必要です！
もう一つはアルコールが体にとっては毒であるということです！
アルコールは人間の体にとっては異物として判断されるたため、優先的に分解されることになります。
つまりは同時に食べているもの代謝は後回しになってしまうことで、それらがしっかりと分解してされないまま体に吸収されてしまうことになるので、脂肪がつきやすくなってしまいます！
また、アルコールの分解の過程で多くのビタミンやミネラルも消費してしまうので、体にとって良いことはほとんど起きません。
③老化
皆さんは老化を抑えたいですか？
この質問にNOと答える方はほとんどいないかと思います。
お酒を飲むことによってこの老化を促進してしまうことにもつながるのです。
その大きな原因が「アセトアルデヒド」です。
このアセトアルデヒドは細胞の炎症を引き起こす効果を持っています。
ではなぜこの細胞の炎症がまずいのでしょうか。
この炎症を抑えるために体内を掃除することができなくなってしまうのです。
これが身体の老化に繋がってしまいます。
④病気になる危険性が高まる
ここでも主役となるのかアセトアルデヒドです。
ここでのアセトアルデヒドの効果は細胞のDNAを傷つけてしまうことです。
ではDNAが傷ついてしまうとどうなるのか、、、
「がん」になってしまうのです。
その他にも、睡眠の部分でも書いたように、利尿作用もあります。
この利尿作用は睡眠の質を下げるだけでなく、体内の水分量を下げることで、血液のサラサラ度合いを低くしてしまいます。
これによって心筋梗塞や脳梗塞の原因に繋がってしまいます。
3. まとめ
ここまで、お酒を飲むことによるデメリット、リスクを共有してまいりました。
いかがでしたでしょうか？
お酒を飲むことのデメリットやリスクも具体的に理解して頂けたかと思います。
アルコールには皆さんもご存じの通り、依存性があり、より危険性が高いです。
アルコールを摂取し続けることによる健康への弊害は甚大なものになるので、完全に辞めることが理想ですが、少しでも量を減らしていけるようにしていきましょう。
元々お酒をほとんど飲まない私も、より飲まないという決意を固くしました。
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記事の担当者：松田郁哉
