皆さんはグルテンフリーという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
聞いたことがある方はスポーツ選手や芸能人が取り入れているようなイメージを持たれているかもしれません。
グルテンフリーと検索するとグルテンフリーの食品や店舗も多く出てくるので、かなり広まっているイメージがあります。
聞いたことはあるが、実際は何をすれば良いか、どんなメリットやデメリットがあるかもわかっていない。という方もいらっしゃるかと思います。
グルテンは小麦粉に含まれる成分で、それを摂らないようにするといった考えがグルテンフリーです。
私も話は聞いたことがあり、K -1王者の武尊選手も自身のYouTubeチャンネルでグルテンフリーカレーを紹介されており、実際にトップレベルのアスリートが取り入れられれいることで更に興味を持ち、詳しく調べるきっかけになりました。
今回の記事ではグルテンが何なのか、それをカットすることで体に対してどのような影響があるのかなどを共有していきたいと思います。
グルテンフリーに興味があり、試してみたいなと思われていた方々などの参考になれば幸いです。
是非最後までご覧ください!
1. グルテンとは?
まずはグルテンとはどのようなものなのかについて共有していきたいと思います!
グルテンとは穀物類(小麦、大麦、ライ麦など)から得られるタンパク質のことです。
グルテンは実はタンパク質なんですというと驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。
具体的には小麦粉などに含まれるグルテニンとグリアジンが混ぜられてグルテンとなり、粘りや弾力性が増します。
パンやパスタなどのもちもちした食材の食感はグルテンのものによるものが非常に多いです。
基本的に小麦粉に含まれるので、普段の主食はご飯派でパンや麺類はほとんど食べないという方でもピザやお好み焼き、天ぷら、お菓子、カレールーなどといった食べ物も小麦粉や小麦粉を原料とした加工食品から作られているので、口にする機会が多い成分です。
2. グルテンが体に与える影響は?
続いてはこの小麦粉に含まれるグルテンという成分が体にどのような影響を与えるのかについて共有していきます!
・消化されにくい
グルテンは分解されにくいタンパク質と言われています。
通常タンパク質は消化器管内で消化酵素の作用によって分解されますが、グルテンはこの酵素に分解されづらい特徴があります。
人がもつ酵素の種類や量については人種などによっても差があり、特に日本人はこのグルテンを分解する酵素が少ないと言われています。
これによって内臓に対して余計な負担をかけてしまう場合があります。
普段の食事から摂取する機会が多いグルテンですが、体質によって個人差があります。
消化不良や便秘、下痢、アレルギー反応を引き起こす可能性があるともいわれています。
そもそもグルテンは上記の通り人の消化酵素で完全に分解されにくく、分解途中の物質が炎症を引き起こして消化吸収機能の障害をもたらす可能性があります。
腹痛、便秘、下痢などの消化器症状、消化吸収の低下による栄養失調、思考力減退や疲労感などさまざまな症状をもたらします。
片頭痛や月経前症候群、自己免疫疾患につながる可能性もあります。
3. グルテンフリーとは?
ここからやっと本題のグルテンフリーについてのお話に入ってまいります!
元々グルテンフリーは「セリアック病」という病気の患者さんに向けての食事療法として取り入れられたのがスタートだとされています。
このセアリック病はグルテンを摂取することで腸の細胞が破壊されてしまい、腹痛や倦怠感など様々な不調が出てしまう病気です。
そして、近年ではセリアック病や小麦アレルギー患者の方々ほどではなくても、グルテンを摂取することでちょっとした倦怠感や頭痛を引き起こしてしまうグルテン不耐性の方々多くおり、気づかずに生活していることがわかってきました。
慢性的な不調の原因がグルテンで、グルテンフリーを実践することで体質が改善したり、肌がきれいになった人たちがたくさん出てきたので、グルテンフリーは食や健康意識の高い人に支持されることとなりました。
もちろんこれらが全ての人に当てはまるわけではありません。
当てはまる場合にも改善の度合いにももちろん個人差があります!
4. グルテンフリーを取り入れることで期待される効果は?
グルテンフリーについて共有してきましたが、グルテンフリーを実施することで期待される効果について共有していきたいと思います!
グルテンフリーを取り入れる人全員が、美容や健康に良い変化が実感できるわけではありません。しかし、グルテン過敏症やグルテン不耐性など、グルテンが体質に合わない人は、食事をグルテンフリーにすることで主に以下のような効果が得られると言われています。
イメージ的にはアレルギー反応のようなもので、体質などの個人差もあるので、必ずしもグルテンフリー生活にするとこのような効果が得られるとは言えません。
ですが、便秘や下痢、肌荒れなどの悩みがある方は、食物繊維や良質な脂質を摂取するなどの食事の工夫の一つとしてグルテンフリーも1週間〜1ヶ月程度試してみる価値はあるかと思います!
以下に期待される効果をまとめていきます。
・便秘改善
・腸内環境の改善
・肌荒れ改善
・倦怠感・疲労感の緩和
また、自覚がないだけで、実は軽度の小麦アレルギーがある方は一定数います。軽度の小麦アレルギーの症状として、以下のようなことなどが挙げられます。
・下痢、腹痛、便秘
・逆流性胃腸炎
・吐き気
・お腹が張る
・うつ症状
・頭痛やめまい
・集中力の欠落、イライラ
・睡眠障害
・むくみ
・肌荒れ
今まで気付いていなかっただけでこの普段からの不調で体質的なものでしょうがないと思っていたものは、もしかしたら軽度の小麦アレルギーが原因ということも考えられます。
医療機関でアレルギー検査を行って、食事を見直すことが改善につながる可能性があります!
5. まとめ
ここまで、グルテンが体に与える影響やグルテンフリーにすることで得られる可能性があるメリットなどについて共有してきました。
いかがだったでしょうか?
皆さんが持たれていた疑問に対する回答になりましたでしょうか?
グルテンについて少しでも知識を増やしていただければ幸いです。
グルテンフリーを実践することで確実に効果が現れるわけではありませんが、取り入れることで体質や肌質などの改善に繋がる可能性があるので、興味がある方は是非試してみてください!
最後までご覧頂き本当にありがとうございました!
次回以降の記事も是非ご覧ください!
パーソナルトレーナー 松田郁哉
記事の担当者:松田郁哉