牡蠣に含まれる栄養素
海のミルクと呼ばれるほど栄養価が高い食材『牡蠣』
牡蠣に含まれる栄養素にはビタミンB1・B2・B12などのビタミン類や、亜鉛・鉄などのミネラル、アミノ酸、タウリン、グリコーゲンなどがあります。
1個あたり約11kcalと低カロリーと肉や魚に比べると脂質も少なく、太りにくく栄養価のとても高い食材となります。
三大栄養素のひとつ、たんぱく質も、牡蠣100gあたり6.9g含まれています。
100グラムあたりで言うとそれほどタンパク質は多いと言えないかもしれませんね。
タンパク源とするよりはビタミンミネラルに目を向けるのが良いでしょう。
中でもタウリンは注目の栄養素です。
タウリンは栄養ドリンクに含まれており疲労回復に効果を発揮します。
またタウリンにはダイエット効果も期待できます。血中コレステロール値を減少させる働きがあり血がサラサラになり循環が良くなります。
血流が良くなりむくみを防止する効果も期待できるでしょう。
タウリンは水に溶けやすいため、牡蠣を汁ものなどに入れる場合は汁ごと食べる鍋などの調理がおすすめです。
スープまで飲み干しましょう。
男性の悩み、女性の悩み解決食材！？
牡蠣には、男性、女性、それぞれに多くみられる体の悩みを解消してくれる効果もあります。
例えば、男性によく聞かれる抜け毛や薄毛、生殖機能の悩みには、亜鉛が絶大な効果を発揮します。
亜鉛はサプリなどもありますが食事から摂ると吸収が良くなります。
女性の月経中に起こりがちな貧血対策は、牡蠣に含まれる鉄分やビタミンB12が非常に有効です。
美容に気をつかう女性にとって、髪や肌にうるおいを与えてくれる亜鉛、アンチエイジングに欠かせないセレンなどの栄養素も豊富に含まれております。
食べ過ぎには注意が必要、、、
良い効果が多いと言って食べ過ぎは食中毒のリスクを高めるだけでなく、亜鉛やプリン体の過剰摂取を引き起こす可能性があります。
亜鉛の耐容上限量は1日35～45mg、プリン体の推奨摂取量は1日400mg以下です。
牡蠣1個（約20g）あたりの亜鉛含有量は約2.8mg、プリン体含有量は約37mgであることを踏まえると、10個ほどが上限となります。
・生食？加熱？
生食用牡蠣と加熱用牡蠣の違い鮮度の良し悪しではありません。鮮度はどちらも同じです。
簡単にいえば、細菌の少ない（基準値内の）きれいな海域で採捕したものが『生食用』です。
どちらも含まれる栄養に大きな差はないと考えられますが、プランクトンなどが多い河口近くの海域で育っている「加熱用」の方が栄養価が高いという声もあります。
味に関しても、出荷前に浄化・滅菌の処理が施される「生食用」より、「加熱用」の方が濃厚で美味しいといわれることがあります。
まとめ
いかがでしたか？
牡蠣は筋トレにも非常に相性が良いということがあるでしょう。
亜鉛は男性ホルモンの生成に必要不可欠で有り、男性ホルモンテストステロンは筋合成には最も大事な成分の一つであるからです。
筋肉をつけるためタンパク質に注目しがちですがタンパク質を最大限に体の中で代謝させたりするビタミンミネラルも欠かさず摂取していきましょう。
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記事の担当者：古林修
