電解質とは?

電解質(イオン)とは、水に溶けると電気を通す物質のことです。 電解質は水中では電気を帯びたイオンになり、電気を通すようになります。
この電解質(イオン)は、細胞の浸透圧を調節したり、筋肉細胞や神経細胞の働きに関わるなど、身体にとって重要な役割を果たしています。
主な電解質(イオン)には、ナトリウムやクロール、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがあります。これらは5大栄養素としてあげられるミネラルに属し、ミネラルは水に溶けると陽イオンと陰イオンに分かれます。
具体的な代表例は「塩(NaCl)」です。
塩はナトリウム(Na+)という〔陽イオン〕とクロール(Cl–)という〔陰イオン〕の2つで成り立っています。これが水に溶けて離れることで電解質となります。
実は、人間の体は、この電解質の陽イオンと陰イオンのバランスによって血管、細胞、神経、筋肉などの動きを調整しています。しかし、激しい運動などにより汗をかいた場合は、ナトリウム(Na)が汗と一緒に流れ出てしまい、食中毒などによる嘔吐、下痢などによっては、ナトリウム(Na)もクロール(Cl)も体から流れ出てしまいます。電解質のバランスが崩れることで、倦怠感、頭痛、吐き気、めまい、血圧や臓器血流低下といった「脱水症状」が現れます。
そこで、バランスがとれるよう調整された飲み物が経口補水液です。糖分や塩分、カリウム、マグネシウムなどが入っており、さらに、飲みやすく果汁等が付加されているものの多くがスポーツドリンクと呼ばれています。
もし、体内の陽イオンと陰イオンのバランスが崩れたときに、電解質の調整に関係のない、ジュース(甘い飲み物)やお茶だけで水分補給をしてしまうと、のどの渇きは治まってもそのほかの脱水症状を抑えることが出来ません。
大量の汗、嘔吐、下痢の症状からより早く回復するためには電解質をバランスよく含む水分を飲むことが重要なのです。
電解質の種類

ナトリウムイオン
身体の水分量および浸透圧の調節、
神経の伝達、筋肉の収縮など
カリウムイオン
神経の伝達、筋肉の収縮、
心臓の収縮など
マグネシウムイオン
筋肉の収縮、骨や歯をつくる、
酵素の活性化など
カルシウムイオン
神経の伝達、筋肉の収縮、
骨や歯をつくる、
血液を固めるなど
クロールイオン
身体の水分量および
浸透圧の調節、
胃酸の分泌など
腎臓との関係

腎臓は、余分な水分や電解質、老廃物を尿として体外に排泄し、必要な水分と電解質は再吸収することで、体内を一定の環境に維持する働きをしています。
体内の水分量や、体液に含まれる電解質量のバランスを保つのも、腎臓の役割の1つです。
人の体は、約60%が水分でできています。
汗を大量にかくなど、体内の水分量が不足したときは尿の量を減らします。
一方、飲み物や食べ物で体内の水分量が増えたときは尿の量を増やして余分な水分を体外に出します。
身体を体液が入っている「水槽」と例えると、水分の出入りを調節し、体内の水分量をコントロールするポンプのような働きをしているのが腎臓です。
「電解質(イオン)」とは、血液や体液に含まれるナトリウム、クロール(塩素)、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのことで、5大栄養素のミネラルに属します。
電解質は神経の伝達や筋肉の運動に深くかかわり、腎臓はこれら電解質の量を一定に保つ働きももっています。
腎臓の機能が悪くなり、電解質のバランスが崩れると、むくみが出てきたり、高血圧や心不全などをもたらします。
最悪の場合、生命の危機にかかわることもあります。
腎臓にはさまざまな働きがあり、その一つに「尿を作ること」があります。
尿のもととなるのは血液です。
1個の腎臓に100万個あるといわれる糸球体(毛細血管の塊)によって血液をろ過し、「尿のもと(原尿)」がまず作られます。そして、原尿が腎臓内の尿細管という細い管の中を流れていく間に、体内に必要な水分や物質が再吸収され(または不要な物質が尿に尿細管から分泌され)、「尿」が作られます。
腎臓で作られた尿は、尿管、膀胱、尿道を通り体外に排泄されますが、腎臓から尿管へ出て行く尿の段階で、体外に出て行く尿と同じ成分になっています。
このように、腎臓は尿を作り出すことで、体内の水分量や、ナトリウム・カリウムといった電解質の量を最終的に調整しているのです。
脱水症はなぜ身体に悪い?

体液に含まれる水分と電解質は、生命の維持に不可欠な働きをしています。
その体液が脱水症で失われるとカラダにさまざまなトラブルが生じます。
脱水症の症状は、水分が減ることによるものと電解質が減ることによるものの2つが複合したもの。
まずカラダから水分が失われると、それだけ血液(血漿)の量が減り、血圧が下がります。
すると肝臓や消化器といった臓器を巡る血液量が減り、必要な栄養素を配ったり、不要な老廃物を排泄したりする能力がダウン。脳の血流が減ると集中力が低下しますし、消化管の血流が減ると食欲不振が起こります。
同時に電解質が失われると、体液が濃い部分を薄め、薄い部分を濃くしようとする浸透圧が維持できなくなります。
この作用はナトリウムイオンが多くを担っています。カリウムイオンやカルシウムイオンが不足すると、神経や筋肉に悪い影響が出てきて、脚がつったり、しびれや脱力が起こったりします。
また脱水にもいくつかの種類があります。
①高張性脱水(体液の浸透圧が高くなるタイプ)
②等張性脱水(体液の浸透圧が正常なタイプ)
③低張性脱水(体液の浸透圧が低くなるタイプ)
脱水症は水分と電解質(主にナトリウム)が失われた状態ですが、水分と電解質のどちらがより多く失われるかで、3つのタイプに分かれます。
電解質より水分が多く失われて体液がいつもより濃くなった状態が
高張性脱水で、汗をかいた時に喉が渇くのはこのタイプです。
汗をかくスピードが速いほど、汗中の電解質濃度は高くなりますので、より電解質が多く失われます。 電解質と水分が体液と同じ割合で失われるのが②等張性脱水です。下痢や嘔吐のように体液を一気に喪失してしまう時におこります。
水分より電解質の方を多く失い、体液がうすくなった状態が③低張性脱水です。
大量に汗をかいて、電解質を多く失っているのに、電解質濃度の低い飲料や水・お茶などを大量に飲んだときなどにおこります。また高張性脱水で認められる、のどの渇きはあまり感じられません。
まとめ

いかがでしたか?
身体に必要な電解質、不足すると身体にとって大変な影響を及ぼしてしまいます。
脱水だからとただ水分のみを摂ればいいわけではなく電解質も合わせて必要となるのです。
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記事の担当者:古林修