「雪かきの運動強度」
雪かきの運動強度は、年齢や作業条件によって変わりますが、アメリカ・スポーツ医学会では、スコップを使った除雪の運動強度(酸素摂取量;エネルギー消費量)を6.0メッツ(5.3~7.5)と評価しています。
雪かきも作業のやり方や使う道具によって強度に差がでますが、雪かきの平均的な運動強度は普通の歩行で(3メッツ)の約2倍、安静時の約6倍です。
安静時の6倍の酸素を摂取しているので、6倍のエネルギーを消費する運動ということになります。
雪かきの平均的な運動強度は、バレーボール、テニス(ダブルス)、水泳(ゆっくり泳ぐ場合)と同じです。
スコップでの除雪でもきつい作業の場合の運動強度は7.5メッツ程度になりますが、この運動強度は一般的なエアロビックダンス(7.3メッツ)よりも上です。
その上にはテニスを(シングル)で行うと8.0メッツです。7.5メッツはかなり高い運動強度になります。
雪かきは、心臓に負担のかかってしまうほどの激しい運動です。健康の優れない人にはかなりキツイ運動になります。
「運動メッツとは?」
運動メッツとは?運動強度の単位です。安静時を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を表したものになります。
メッツとは運動や身体活動の強度の単位です。安静時(横になる、座って何もしていない状態など)を1とした時と比較して何倍のエネルギーを消費するかで活動の強度を表します。
歩く・強度の低い筋トレをする・車を洗う・掃除機をかけるなどは3~3.5メッツ程
ゴルフ・通勤で自転車に乗る・階段をゆっくり上るなどは4~4.3メッツ程ゆっくりとしたウォーキングなどは6メッツ
重い荷物を運んだりするランニング・クロールで泳ぐ水泳などは8~8.3メッツといったように、様々な活動の強度がすでにわかっています。
今行っている運動やスポーツがどのくらいの強度なのか確認してみるのも良いと思います。
「雪かきで使う筋肉は?」
(鍛えられる筋肉)
・三角筋(肩)三角筋起始前部繊維・鎖骨外側1/3中部繊維・肩甲骨肩峰外側後部繊維・肩甲骨肩甲棘停止上腕骨外側のお三角筋粗面(おススメの筋トレはショルダープレス・サイドレイズなど)
・上腕二頭筋上腕二頭筋起始長頭・肩甲骨の関節上結節短頭・烏口突起停止橈骨粗面と上腕二頭筋腱膜(おススメの筋トレはダンベルアームカールなど)
・上腕三頭筋起始長頭:肩甲骨関節下結節、外側頭・上腕骨近位の後外面、内側頭・上腕骨中部の後内面 停止肘頭(おススメの筋トレはスカルクラッシャーなど)
・腕とう骨筋(前腕)起始・上腕骨外則下部 停止・橈骨茎状突起(おススメ筋トレハンマーカールなど)
・腹直筋起始・恥骨稜停止・第5・6・7肋軟骨前面と剣状突起(おススメの筋トレはクランチなど)
・腹斜筋起始・第5〜12肋骨の外側面停止・腸骨稜の前半分、鼠径靭帯、恥骨稜、下前方で腹直筋膜(おススメの筋トレはロシアンツイストなど)
・広背筋起始腸骨稜後面・仙骨背面 停止・上腕骨小結節稜(おススメの筋トレはラットプルダウンなど)
・僧帽筋起始上部・後頭骨と項靭帯 停止・鎖骨の外側1/2僧帽筋中部起始1・2・3胸椎の棘突起 停止・肩峰と肩甲棘下部起始・第4〜12胸椎の棘突起 停止・肩甲棘内側1/3(おススメの筋トレはシュラッグなど)
雪かきで使う筋肉はこれだけの種類の筋トレをしなくてはなりませんが、雪かきならスコップで雪を持ち上げたり、スノーダンプを押す時など雪かきの動き全てで、腕や肩に高い負荷がかかります。
つまり雪かきをしていると自然に鍛えられちゃいます。また雪を放り投げたり、スノーダンプで運ぶといった、力を多く使う場面では、ジョギングよりも強度が高いと言われています。
実際にやってみると、物凄く寒い中でも1時間くらいで汗をかき暑くなってしまうくらいですのでこの運動強度にも納得できますね。
「最後に」
今回は雪かきについて簡単に解説していきましたが、何気なく普段やっているきつい動作が筋トレになっているかもしれないので意識してみるとより楽しくなるかもしれませんね。
雪かきで使う筋肉はふだんの生活でも必要な筋肉です。常日頃から健康な体作りをしていきましょう。
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記事の担当者:高橋哲仁