ダイエットをしている時に糖質制限をする方もいると思います。私自身、糖質制限をしているときにふと炭水化物って改めて考えるとなんだろうと思ったので、今回は三大栄養素の１つ、炭水化物について少し触れて行こうと思います。
①炭水化物とは
炭水化物は、たんぱく質・脂質と並ぶ3大栄養素の１つで、体を動かすための重要な栄養素です。
炭水化物は、ブドウ糖や果糖などの単糖から、構成されているものを総称して炭水化物と言います。炭水化物には大きく分けると、糖質と食物繊維に分けられます。糖質は、体内に吸収されてエネルギー源になります。一方食物繊維は、消化吸収されずエネルギーになりません。
②糖質とは
糖質は、生きていくうえで必要なエネルギー源となっている重要な栄養素です。糖質は消化酵素によって、より小さい分子に分解されます。それが単糖類・二糖類と言われる糖類です。単糖の数が1個のものを単糖類、2個のものを二糖類、2～10数個のものを少糖類、それ以上のものを多糖類と言います。
単糖類には、ブドウ糖、果糖、ガラクトースなどがあります。二糖類にはショ糖、乳糖、麦芽糖などがあります。
少糖類はオリゴ糖とも言い、腸内の善玉菌を増やす効果があるとして、特定保健用食品にも利用されています。
多糖類には、主にでんぷんや、グリコーゲンがあります。どちらもブドウ糖が多数結合したものです。
③食物繊維とは
水に溶ける水溶性食物繊維と、溶けない不溶性食物繊維とに分けられます。食物繊維の多くは、単糖がたくさん結合した多糖類の仲間ですが、消化されないため、エネルギー源にはなりません。
④炭水化物の働き
炭水化物のうち、ショ糖やでんぷんなどの糖質は、体の中で1gあたり約4kcalを持ち、グルコース（ブドウ糖）に分解されて身体のエネルギー源となります。
炭水化物は体内では、主に血液中にブドウ糖の形で存在しており、血液中のブドウ糖の濃度が血糖値となります。食事をして血糖値が高くなるとインスリンと言うホルモンによって血糖値は低くなります。反対に、空腹になり血糖値が低くなってくるとグルカゴンといったいくつかのホルモンによって血糖値は高くなります。体は食べたものによって上手く調整してくれます。
⑤今更聞けない、炭水化物とは糖質と食物繊維のまとめ
今回は炭水化物について少し触れていきました。当たり前の事かもしれませんが、三大栄養素の１つですので、改めて私たちが生きていく上で必要な栄養素をしっかりと日々気にかけていきましょう。
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記事の担当者：矢部智也
