では実際にコーヒーに含まれるどのような成分や、栄養素がダイエットに効果的なのか確認していきましょう。
●カフェイン
コーヒーの代表的な成分として知られている「カフェイン」実はこのカフェインにダイエットに効果的な「脂肪を分解・燃焼する働き」があります。
脂肪が分解されるにはいくつかの過程を踏んで体脂肪が燃焼されて行きます。「体脂肪→脂肪酸→血中に放出→体脂肪燃焼」といった流れになります。
カフェインはこの「体脂肪→脂肪酸」に変わる過程を手助けしてくれるため、体脂肪燃焼に効果的と言えるわけです。
ただカフェインには覚醒作用があるため飲むタイミングには注意が必要です。「寝る4時間前」までには飲み終えておくようにしましょう。
また、飲む量にも気をつけましょう。カフェインは中毒性があるためあまりに多量のカフェインを摂取してしまうと「カフェイン中毒性」になってしまう危険性があります。厳密に定められた量はありませんが、「1回に200mg」「1日に400mg」を超えないように摂るようにしましょう。(コーヒー100mlあたりのカフェイン含有量は約60mg)
●ポリフェノール(クロロゲン酸)
カフェイン以外に、ポリフェノール(クロロゲン酸)にも同じように、からだに蓄積した脂肪を分解・燃焼する効果があると言われています。
その他にもポリフェノールは血糖値の上昇に働きかける効果があるのです。
まず、血糖値が急激に上昇すると「インスリン」というホルモンの過剰分泌され、脂肪への合成を促進させてしまいます。
ですが食後にコーヒーを飲むことで、ポリフェノールが血糖値の急激な上昇を抑え、食べた食事の脂肪吸収をより抑えてくれるのです。
また、ポリフェノールには血行を促進促進する効果があるため、冷え性防止にも働きかけてくれます。抗酸化作用もあるため、体の中の不要なものを取りのぞいてくれるデトックス効果も期待できるのです。