都立大学パーソナルジム「TRAINER’S GYM(トレーナーズジム)」でパーソナルトレーニングをしております【多田 万妃呂】がご紹介致します。
今回はストレッチについてお話をしていきたいと思います。
目次
1.ストレッチの効果
2.ストレッチの種類
3.最後に
1.ストレッチの効果
今回はストレッチの効果についてお話をしていきたいと思います。
ストレッチの効果4つあります。
①関節の可動域を広げてくれる効果
日常生活で長時間座っているなど同じ姿勢が続いていると、筋肉の柔軟性に偏りが出やすくなります。柔軟性に偏りが出ると、固くなった部分では動きが制限されるので、その結果関節の可動域が狭くなってしまうことに。
ストレッチを行って固くなった筋や筋肉をほぐしてあげることで、関節がスムーズに動いて可動域も広がります。
②睡眠の質がよくなる
副交感神経が働くと、カラダは休む状態になります。睡眠の質を上げ、ぐっすりと眠るにはこの副交感神経が必要になります。寝る1時間ほど前にストレッチを行うと、より質の高い睡眠を取ることができます。
③筋肉が成長しやすくなる
筋肉というのは、筋トレなどによって微細な傷がつき、それを修復することで成長します。
この修復には様々な栄養素が必要となるのですが、筋肉が硬いなどが原因で血行が悪くなっていると上手く栄養素が届かなくなってしまいます。
④姿勢改善につながる
姿勢が悪いと実際よりも太って見えたり、背が低く見えたりなど見た目に大きく影響するものです。
これは一時的なものだけではなく、筋肉が固まることで慢性化する場合もあります。
例えば、パソコン作業が多いと無意識に肩や首が前に出てしまいます。この姿勢が習慣化すると、その状態で筋肉が固まってしまい、悪い姿勢が常態化しがちです。
ですから、胸に筋肉をほぐしたりするのが効果的
2.ストレッチの種類
ストレッチの種類についてお話をしていきたいと思います。
ストレッチの種類は2種類あります。
①静的ストレッチ(スタティックストレッチ)
同じ姿勢をキープし、じっくり筋肉を伸ばす方法が「静的ストレッチ(スタティックストレッチ)」です。皆さんがストレッチと聞いてイメージするのは、この静的ストレッチが該当するかと思います。
静的ストレッチのメリットは、「柔軟性(静的柔軟性)」を高める効果が高いこと。
また、筋肉の緊張をやわらげ、血流を良くすることで、疲れや筋肉痛を予防することができます。運動後のクールダウンにもおすすめです。
②動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)
体を動かしながら筋肉を伸ばしていく方法を「動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)」と言います。子どもの頃よく行ったであろうラジオ体操も、動的ストレッチのひとつです。
ラジオ体操第一は、わずか3分ほどの運動の中で、頭のてっぺんから、前後、左右、上下とひと通り身体を動かすようにできています。それほどハードな運動ではないですが、非常にバランスがとれている。普段使わない背筋に力を入れるような動きを、体操の中では何回もやることになります。結果として、椎間板あたりを支える筋肉がトレーニングされることになって、姿勢がしっかりしてきます。
トレーニング前のウォームアップとして、ジョギングやなわとびといった軽い有酸素運動やヨガフロー、あるいはスクワットなどの筋トレメニューを行う人がいますが、これも動的ストレッチの一種と言えます。