良い汗と悪い汗の違い(江古田パーソナルジム監修)

普段から汗はかいていますでしょうか?実はその汗にも質があります。今回はその質について紹介します。

良い汗と悪い汗の違い

汗とは

汗

そもそも汗は、気温の上昇や運動した際などに上がった体温を下げるためにから出ているものです

汗は体の表面で蒸発し、そのときに「気化熱」という熱を放出します。この作用により、体温を下げているのです。 

汗は、血液から血球を取り除いた残りの液体成分である、血漿という成分がもとになっています。

汗を出す器官である汗腺は、血管のすぐ近くにあり、体温が上がりすぎないよう、状況に合わせて血液中から血漿を取り出し、汗をつくっているのです。 

汗には良い汗と悪い汗がある

汗

良い汗はサラサラしていて、悪い汗はベタベタしています。サラサラ汗とベタベタ汗の違いは、汗腺の働きに左右されます。

汗腺は身体に必要な塩分とミネラルを血液に再吸収させる働きをしています。

しかし、汗腺の機能が低下すると塩分やミネラルが再吸収されずに汗と一緒に出てしまいます。そして、その汗に含まれている塩分やミネラルが蒸発しにくいためため、ベタベタや臭いの原因になっているのです。

ベタベタ汗は悪い汗であるため、蒸発しにくく、不快感だけでなく体温調節が非効率になります。 

一方でサラサラ汗は良い汗です。ベタベタ汗の逆で、塩分やミネラルをあまり含まない蒸発しやすくサラサラした匂いのない綺麗な汗です。蒸発しやすいために、体温調節も効率的になります。 

汗腺を鍛える

ランニング

発汗機能を高めるもっとも良い方法は、軽い強度の運動を続けることです。

特に有酸素運動では手足など末端の血行もよくなり、自然に発汗をうながすことができます。

肌が汗ばむ程度を目標に、ウォーキングや自転車こぎのような軽い運動をします。無理をせず、10分程度の有酸素運動でもいいので継続することが大切です。

体温がゆるやかに上昇し、汗が少しずつ出る運動を続けることで汗腺が刺激されます。 

また、汗腺を鍛えるには半身浴か手足高温浴も効果的です。

半身浴では37~38℃程度のお湯に、みぞおちあたりまで10~15分浸かります。ぬるめなので長時間浸かることができ、体の芯から温まり、いい汗が出ます。

手足高温浴では浴槽にバスチェアを置いてひじ下、膝下だけを43~44℃の湯に10~15分浸けます。

腕や脚の汗腺は衰えやすく、これを鍛えることで休眠していた汗腺が働き出し、良い汗がかけるようになるのです。 

まとめ

水分

運動を継続して行うことで、良い汗をかきやすくなります。

そして、しっかり汗をかき、汗腺を働かせるためにも日頃の水分の摂取が必要になります。

日常生活においての水分補給はもちろんですが、運動するときは普段よりも水分補給が大切になります。

継続して運動を行うことで新陳代謝が高まって汗が出やすくなるので、脱水症状をおこさないためにも水分の摂取は欠かさないよう気をつけましょう。

また、一度にたくさんの水分を摂取してもうまく吸収することができません。こまめに少量の水分を摂取しましょう。 


「たくさん運動したから冷たいスポーツドリンクで水分補給」「少し肌寒いから温かい飲み物で水分補給」というふうに、

その日の過ごし方や体調によって身体を潤してみてはいかがでしょうか。 

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記事の担当者:白井達也

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