はじめに
今までの記事では、
ダイエットや減量時に食事量や体重のデータの取り方やメリットばかりを話してきました。
もちろん食事管理でデータを取ることは正確性と一貫性を高めることができます。
しかし、メリットだけではなく食事量や体重を細かく管理する方法にはデメリットも考えられるので、
今回はデメリットに絞ってお話していきます。
身体的デメリット
趣味として健康管理やトレーニングを行い理想の身体を目指すことと、競技としてボディビルやスポーツに取り組むことには大きな違いがあります。
ボディビルといった肉体美を競う競技では、コンテストのために極限まで体脂肪を落とさなければなりません。
生物学的に見て健康だと言える限界を超えて体脂肪を削り落とす必要があり、長く厳しい減量生活は身体に悪影響をもたらすことも少なくありません。
男性はテストステロンの分泌量が低下したり、
女性は本来の月経サイクルが失われたりすることがあります。
また、筋力や筋量が落ち、疲労が抜けない状態が続くこともあります。
他には、ストレスに関わるホルモンや空腹感につながるホルモンの分泌が促進され、満腹感をもたらすホルモンの分泌は抑えられます。
さらにホルモンの変化からカロリー消費量も低下します。実際の消費エネルギーは体格によって変わりますが、厳しい減量の影響で体重が減った分以上に消費エネルギーが落ち込んでいきます。
加えて、厳しい減量中の食生活はビタミンやミネラルの不足を招くリスクが高いことも報告されています。
精神的デメリット
厳しい減量には身体的な悪影響があるだけでなく、精神的にも大きな負担を強いられることもあります。
例えば、食べ物のことが頭から離れなくなる、気分が落ち込む、イライラしやすくなるといった変化を経験する人は少なくありません。
ボディビルなどの肉体美を競う競技の選手は競技を行っていない人と比べて摂食障害に苦しむ割合が高かったり、自分の体形に対してネガティブな印象を持ってしまうことが多かったりします。
さらに、「女性アスリートの三主徴(利用可能エネルギー不足・無月経・骨粗鬆症)」と呼ばれる健康問題を抱えるリスクも高くなります。
肉体美を競う競技とは別に、パワーリフティングやウェイトリフティングのような体重階級制の競技でもよく似た問題が見られます。
体重の変化を観察しながら調整を行うことが必要になるため、日常的に体重を測り食事量を管理する生活をしていると、摂食障害や自分の体形にネガティブな印象を持ってしまうリスクが高いと報告されています。
趣味or競技
今回の記事では、
日常的に体重や食事量を数値化して管理しようとすると身体的・精神的ストレスにつながる可能性があることを理解しておきましょう。
そして、自分自身の置かれた状況ではデータを取ることが重要なのか、どの程度のデータがあればいいのかを考えてみることが重要です。
競技として本格的にボディビルやパワーリフティングに取り組むことと、趣味としてトレーニングを行うことには違いがあります。
趣味トレーニーにとって日常的にデータを取り続けることは必須ではありません。
特に期間や体重に制限があるわけでなければ、日常的に体重や食事量を管理しなくても、健康な生活スタイルを習慣づけるようにするだけで自然と体脂肪が落ちてくれる可能性もあります。
数字に頼って食生活を決める傾向が強くなるほど、身体の自然な空腹感や満腹感に合わせて食事量をうまく調整することができなくなり、それが食生活に問題をきたす結果につながってしまうこともあります。
つまり、日常的に体重や食事量を数字で管理する生活を長期間にわたって続けなくとも体脂肪を落としたり筋肉を増やしたりすることは可能で、そうできた方が良いという可能性が十分に考えられます。
まずはデータを取ることにはメリットとデメリットがあり、自分の状況に合わせて考える必要があることを知っておいてください!
今回の記事はTRAINER’S GYM 西荻窪店パーソナルトレーナー三瓶巧が記載しました。
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記事担当者:三瓶巧